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石川遼

石川遼「この声だと優勝しても恥ずかしいかな(笑)」

国内男子ツアー「カシオワールドオープン」の3日目を首位と2打差の3位タイからスタートした石川遼。スタートの1番でバーディを奪い、5番パー5も3打目のアプローチでピン奥3mにつけ、バーディパットを決めてスコアを伸ばした。

後半に入ると、10番パー5で246ヤードからの2打目に3番アイアンでピン手前3mの2オン。イーグルパットは外してしまうが、難なくバーディ奪取。13番でアプローチのミスからボギーを叩くが、15番でこの日5つ目のバーディを奪い14アンダーまでスコアを伸ばし首位タイに浮上。最終日は丸山茂樹小田孔明と同スコアで並び最終組でプレーすることになった。

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ラウンド後、テレビのインタビューに答える石川の声を聞いて驚く人が多かった。その声は明らかな「鼻声」。しかし、石川は「声だけです。体調はばっちり、身体のキレも大丈夫ですし、熱も毎日測っていますが、平熱です」と周囲を安心させる。

この日の石川はドライバーショットに加え、アイアンショットも安定。11番まですべてパーオンを繰り返した。「12番でアプローチウェッジを手にして、あれ?今日はアプローチしてなかったな、と気がつきました」。このホールでナイスパーセーブとなった石川はガッツポーズを見せた。

残る1ラウンドで首位をキープし、優勝を決めることができれば、年間獲得賞金2億円突破が確定。さらに賞金ランキングで2位の池田勇太が最終日に21位から7位まで伸ばさなければ、史上最年少での賞金王も決定する。

「そうなって、その時鼻声だったら格好悪いですよね。なんとか治せるようにしたい。優勝して、もし決まっても未知の世界なので、どういう感じかはあえて予想や予測はしません。明日の終盤、目の前のプレーで精一杯だと思うし、終わったあとの結果として、情報が耳に届けばいい」。石川は大会前に「明るい兆し」を感じていたが、いよいよその時が近づいてきた。明日、ゴルフ史に残る偉業が達成する可能性は高い。

2009年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント



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