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石川遼

遼、改良中のショットが安定せず40位タイに後退

現在、スイングの改良を試みている石川遼。前週の「日本オープン」では腰を速く切ることをテーマとし、今週の「ブリヂストンオープン」ではトップでの切り返しの間(ま)に重点を置いているという。その影響か、今週はショットの安定性を欠き、予選ラウンドを終えて通算2アンダーの29位タイ。上位浮上のきっかけを掴めず、耐える展開が続いている。

迎えた3日目も序盤からドライバーショットの精度が悪く、ティショットごとに不満そうな表情を浮かべる。以降もグリーンを捉え切れずにアプローチでパーを拾う、予選ラウンドと同じような展開。後半の15番パー4ではチップインバーディを奪うなど見せ場を作ったが、直後の16番パー5では林越えのショートカットを狙ったティショットがあわやOBというミスショットとなり、パーどまり。最後まで良いリズムを掴めないまま、この日2バーディ、2ボギーのイーブンパーで終えた。

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今週はショット、特にドライバーが荒れているのはデータを見ても明らか。フェアウェイキープ率は初日が43パーセント。2日目は21.4パーセントと落ち、3日目は決勝ラウンドに進んだ選手の中では最下位となる7パーセント台にまで落ち込んだ。

順位も40位タイに後退し、「伸ばさなくてはいけない位置から伸ばせないストレスはあります」と、プレー中も厳しい表情が続いた。「練習場ではできているのに、試合では間を作るのが怖くてタイミングがずれてしまう」と、ショットが左右へ散る原因を説明する。「新しいことを取り組み始めているところなので、粘り強く行くしかないですね」。先を見据えてのスイング改良、その中で結果を出していくことの難しさを実感している様子だった。「優勝は厳しいけど、最後の1打まで集中して頑張りたい」。賞金王争いに向けても、1つでも順位を上げて終えたいところだろう。

2009年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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