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石川遼

ホストプロの遼、パー4の1オン狙いで魅せる!

24日(木)に開幕する「アジアパシフィックパナソニックオープン」開幕を翌日に控え、ホストプロして出場する石川遼が18ホールの練習ラウンドをプレーし、最後の調整を行った。午前8時に1人で1番ティからスタート。前半9ホールはアプローチとバンカーを重点的にチェックし、後半9ホールは逆にウエッジを手にせずパッティングに専念した。

プロアマ戦が行われた22日(火)には、予選落ちした昨年大会を「自分の立場を100%理解できていなかった」と振り返る石川。だが、今の状態は昨年のそれとは比較にはならないだろう。「今年は2年目で、いろいろな経験を積んできて気持ちに余裕ができています。昨年のように気負うこともなく、迎えられています」。今や不安を抱く要素は何もない。トッププロとしての自信だけが漲っているように見える。

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目標を「1日2アンダー以上」と掲げる石川。高低差が激しくてフェアウェイも狭く、グリーン周りのラフも深い難コースを「グリーンに近づくにつれて難度が増す」と評する中で、「明日から楽しみです」と目を輝かすのが、左ドッグレッグの17番パー4だ。354ヤードながら、1オンも狙える打ち下ろしのパー4。OBゾーンを兼ねる林がコースの左側を沿い、その奥にグリーンがあるためにティグラウンドからはグリーンが僅かに見える程度だが、ティグラウンドの右前方にはグリーンの状況を知らせるモニターが設置。選手も含め、ギャラリーもボールの行方を確認できる仕組みだ。

既にモニターは稼動しており、石川はティショットを打った直後にモニターに目を移し、ボールの行方に一喜一憂。この日は3発打った内の2発はドライバーで1オンを狙い、1発目がグリーン手前、2発目は送電線に接触してグリーン右のガードバンカーだった。「距離的には届く選手が多いと思うけど、(1オンを狙うかは)分かれると思う」としながらも、「僕は基本的にドライバー。スコアよりも、どこまで打って行けるかにトライしたい」と、石川の目にはグリーンしか見えていない。特に、モニターの存在も石川のチャレンジ意欲を沸き立たせている。「ティグラウンドから打ったボールと結果が同時に見られるのは、選手とギャラリーにとって素晴らしいこと。画期的ですね」と、グリーンとティグラウンドの両方から沸き立つ大歓声を思い描いていた。

2009年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン



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