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石川遼

遼、2発のOBに沈む… 112位タイと出遅れ

11日(木)の初日が悪天候のため中止となったため、翌12日に「日本プロゴルフ選手権」の第1ラウンドが実施された。石川遼は午後12時24分に10番ティからスタート。午前中は空を覆っていた曇も消え、強い日差しが降り注ぐ中でメジャー第2戦の開幕を迎えた。

オープニングショットでフェアウェイを捉えると、2打目をピン右8メートルにつけ、これを沈めてバーディ発進。幸先の良いスタートを切った石川だが、かねてから警戒を示していた500ヤード台のパー4の1つ、11番パー4。ティショットを左に曲げてOBとすると、4打目をピン左奥7メートルに。ここから3パットとし、4オン3パットのトリプルボギーとしてしまう。

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その後のティショットでは安定感を取り戻し、ことごとくフェアウェイを捉えるが、アイアンでピンに寄せきれず、さらに微妙な距離のバーディパットを決められない。特にショートする場面が多く、「見た目より転がってくれなかった。気付いていながら、最後まで調整ができなかった」と伸び悩む一因となる。

折り返し後の6番パー4でもティショットを右の林に打ち込みOBとした石川は、ここで痛恨のダブルボギー。最終的に1バーディ、1ダブルボギー、1トリプルボギーの4オーバーで終え、首位に9打差となる112位タイと出遅れる結果となった。惜しむべくは2発のOB。ティショットでフェアウェイを外したのは僅かに5ホール。外れた5ホールも曲がり幅は少なく、自身も「ドライバーのミスは2、3回だけ。その2回がダボやトリにつながってしまった」と悔やんでいた。明日の第2ラウンドは予選カットラインを見据えてのプレーとなるが、「それを焦りに変えないこと。自分の精神面に一番気をつけたい」と、プレー内容よりもメンタル面をポイント掲げ、まずは昨年果たせなかった予選突破に向け全力を注ぐ。

2009年 日本プロゴルフ選手権大会



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