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石川遼

ショットもダメ! でも予選は通過できたから一安心

国内男子ツアーの2009年開幕戦「東建ホームメイトカップ」に出場している石川遼。初日はパッティングに苦しみイーブンパーの29位タイと少し出遅れる形になったが、2日目はパットに加え、ドライバーショットも左右に曲がり、苦しいラウンドとなった。

午前8時40分、曇り空の中1番ホールからスタートした石川は、2番で幸先の良いバーディを奪った。しかし、続く3番パー3でティショットをグリーンの右奥に外すと、アプローチは下り傾斜も手伝い8mオーバー。スタート時のイーブンパーに戻してしまった。

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4 番パー5はティショットが左サイドの斜面に行き、3打目でピン奥1.5mにつけたがバーディパットをショート。7番でもティショットが左に行き、フェアウェイバンカーへ。すると、8番、9番のティショットは右へ。8番はグリーン手前のカラーから、9ヤードをチップインバーディ。9番は1.5mのバーディパットを外し、前半は1アンダーで終了する。

折り返し後の10番もティショットは右。10ヤード先の木の枝が邪魔になったが、2オンに成功しパーで切り抜けると、続く11番でも右に打ち出し、今度は横に出すことしかできなかった。このホールでボギーを叩き、前日同様、イライラした表情でボールを見つめた。

4ホール連続でティショットを右方向に打ち出してしまった石川は、12番パー5では大きく左に曲げ崖下へ。2打目でグリーン方向が狙えたためにパーで切り抜けたが、ショットの不安定さは前日とは別人のような内容になってしまった。

「ショットもパットも、今日は両方崩れてしまいました。でもドライバーショットが曲がりながらもイーブンで回れたのは良かった。明日から気分を入れ替えて行きたいです。パッティングは、今日一日ストロークが一回ごとに変わっていました。明日は最初から入らなくても、一つの打ち方に絞っていきます」。パットの打ち方に気を取られて、リズムまで悪くなってしまったと話す。

昨年は2日目が日没サスペンデッドになったが、石川は暫定単独首位となった。今年はイーブンパーの42位タイで決勝ラウンドを迎える。「決勝ラウンドに残った選手全員に優勝のチャンスはあると思います。残り2日間、あきらめないでプレーしたいと思います」。現在首位と7打差となっているが、石川は残り2日間でその差をどこまで縮めることができるのだろうか。

2009年 東建ホームメイトカップ



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