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石川遼

遼、2オーバー発進でも絶好調!?

国内男子ツアー第2戦「つるやオープン」初日の石川遼は、多くのギャラリーの声援を受けてのラウンドとなったが、ファンの期待とは裏腹に、1バーディ3ボギーの「73」、2オーバー62位タイと苦しい初日となってしまった。

序盤からティショットが左右にぶれ、パットも決まらない。11番パー3ではティショットをバンカーに入れ、寄せきれずにボギーとすると、13番でも同じくバンカーから寄せ切れない。石川はパッティングを課題に挙げたが、グリーンに至るまでにも、昨年までの精度の高さは見られなかった。

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15番パー5で2オンに成功してバーディを奪ったが、この日のバーディはこの1個だけ。ホールアウト後はすぐに練習場に直行し、自分のスイングをカメラで撮影して確認するなど、調整に時間を割いた。

それでも、石川は「悪くないどころか絶好調」と自身のゴルフを評価する。問題は、グリーン上でラインと距離感が合っていないこと。それも、先週よりは合ってきていると前向きだ。もう一つはアゲインストの風の時に、スイングがぶれてミスが出てしまうこと。これも、石川の中では原因がはっきりしており、好不調の問題ではないようだ。

この日の石川は、ティグラウンドや自分の番を待つ時に、シャフトを水平に肩に当て、肩の動きを確認する動作を繰り返していた。「肩が水平に動くのではなく、パットと同じようなストロークでショットも打てるように」する為の確認作業だという。横振りではなく、縦振り。石川の試行錯誤は続いているようだ。

同じ組で回った尾崎直道は、「風が強かったし、遼の球は高いから、まとめるのは難しかったと思う。1月の方が良く見えたけど、春の風の中だから…」とポツリ。「何も隠すつもりは無いし、体の調子もいい」という石川の言葉が、逆に違和感を抱かせた。

2009年 つるやオープンゴルフトーナメント



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