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石川遼

遼、パー4で1オンに成功! 攻めと守りが噛み合い4位発進

国内男子ツアー「中日クラウンズ」初日、石川遼は5 バーディ、1ボギーの4アンダーでホールアウト。難コースで名高い和合で、国内ツアーでは今シーズン初となるアンダーパーをマークし、首位と2打差の単独 4位と絶好のスタートを切った。ショットが好調な石川は、1番、2番と3メートル近くのバーディパットにつけるが、これを外して連続パー発進。3番パー 4、4番パー3ではグリーンサイドのガードバンカーに打ち込みピンチを迎えるも、ともにピンそば1メートルにつけてパーを死守する。

その後、6番で4メートル、8番で1メートル、10番で2.5メートルを沈めバーディを重ねると、迎えた367ヤードの16番、左ドッグレッグのパー4。昨日のプロアマ戦で「今日と同じ風なら1オンを狙う」と話していた石川は、ティグランドで宣言通りにグリーン方向に照準を定める。

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「エッジまで 280ヤードと聞いていた。そこまで(1オンを)考えて打ったショットではなかった」という石川だが、3番ウッドから放たれたボールは、高々と林を超えてグリーン方向へ。ボールはグリーン左の土手に当たりガードバンカーに転がり落ちるも、バンカーを駆け上がるようにボールが飛び出し、グリーンに乗るラッキーな1オン! ここでバーディを奪うと、最終18番もバーディで締め括り、首位と2打差、4アンダーの単独4位と好スタートを切った。

“パー 4で1オン”のド派手な響きに注目が偏りがちだが、石川は3番、4番のバンカーからのパーセーブを強調する。「あのパーがその後のバーディ、4アンダーというスコアにつながったと思う。ああいうパーの積み重ねが大事なんだと、改めて感じました」。そのバンカーショットも、練習の成果が実ってのもの。「東建から、できるだけ高いボールで5~10ヤードに落とすバンカーショットを練習してきました。成功して凄く嬉しかった」と振り返る。

「グリーンを外しても以前のようにガッカリせず、パーを拾ってやろうという気持ちでグリーンに向かえている。これはすごい差だと思うし、ここ1年でコースが教えてくれたこと」という石川。「明日も、今日の3番、4番のようにしっかりと、確率高くパーを続けていくことを心がけます」。2日目も、派手なプレーと堅実なプレーの両方で大ギャラリーを沸かせてくれそうだ。

2009年 中日クラウンズ



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