「距離感がなかなか合ってくれない」と、この日はパットに苦しんだ有村智恵

国内女子ツアー第22戦「CAT Ladies」が17日（金）に開幕。昨年のディフェンディングチャンピオンとして大会連覇に挑んだ有村智恵だったが、2バーディ、5ボギーの3オーバー、64位タイと大きく出遅れた。

10時15分から最終組でティオフした有村。1番（パー5）では、完全な調整が行えないまま臨んだ今週を象徴するかのようにボギーが先行した。「追い求めるショットと、自身のスイングがうまく噛み合っていない」とショットは精彩を欠き、チャンスにつけることができない。5番（パー3）ではピン奥15mから3パットのボギーをたたいた。

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8番ではティショットを左のラフに入れるが、渾身のセカンドショットはピン側50cmにつけるスーパーショットで、この日1つ目のバーディを奪取。しかし9番（パー5）で、フェアウェイからの第3打をグリーン手前にショートし、寄らず入らずのボギー、再びスコアを落としてしまう。

全体を通して「パットが悪かった」と1日を振り返った有村。「バーディを狙っていったホールで2、3mオーバーし、返しのパットも決まらず・・・」とパー5で3つのボギーを叩いた。

「悪いなりにもショットは少しずつ良くなってきているのに、今日はパッティングでコースをさらに難しくしましたね」と苦笑い。首位とは7打差と大きく開いてしまったが、「パッティングの調整さえできればなんとかなる」と、明日は挽回に挑む。（神奈川県足柄下郡箱根町／糸井順子）