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有村が好スコアで怪我の回復を周囲にアピール

左手首を痛めて2週間ツアーを離れていた有村智恵が、「マンシングウェアレディース東海クラシック」の初日に、5バーディ、ノーボギーのラウンドで首位タイとなった。今大会の始まる2日前まで2週間近くクラブを振っていなかっただけに「スタート前は凄く緊張しました」と話すが、周囲の心配を払拭する会心のゴルフを披露する。

スタートの1番では138ヤードの2打目を8番アイアンでピンの右横2mにつけてバーディを奪うと「ティショットもアイアンも凄く良い感じで触れたので安心しました」と、3番では113ヤードをピン手前30センチにピタリと付けた。さらに8番は残り112ヤードからピン手前15センチにつけてタップインバーディ。その後もピンチというピンチもなく、着実にスコアを伸ばした。

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「シーズン中に2週間もボールを打たなかったことはないので、本当に緊張しました。昨日のプロアマ戦でもドライバーショットが当たっていなかったので・・・。当たるかな、大丈夫かなという不安はありました。今日は良いゴルフができましたが、まだ復帰初日なので」と気を引き締める。

この日の結果を「自分が思っている以上に周りの方々が心配してくれていたので、こうして結果を出すことで安心してもらえたら嬉しいです」と、回復具合をアピールする。「今後怪我の具合が悪化するかは本当にわかりません。なにもない状態で突然痛くなることもあることですので。むしろ、痛めないようにケアをしながらゴルフをすることで、早めの処置もできるので、今は(まず)心配せずに打つことにしています。ただ、調子に乗って練習をしすぎたり、無理はしないように気をつけます」。その無理をしない気持ちが1球1球丁寧に打つことにも繋がり、ナイスショットに繋がっているようだ。(愛知県知多郡/本橋英治)

2011年 マンシングウェアレディース東海クラシック



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