2011年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:02/24〜02/27 場所:タナ・メラCC(シンガポール)
有村が今季初ラウンドで首位発進!
米国女子ツアー第2戦「HSBCチャンピオンズ」が24日(木)、シンガポールのタナ・メラCCで開幕。世界各国のタレントがひしめく中、有村智恵が「68」をマークし4アンダーで単独首位スタートに成功した。
シンガポールの朝焼けが残る午前8時40分。全選手の先頭を切って1番からスタートした有村は「すごく緊張した」との言葉からは想像できないほどのゴルフを見せた。
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2番でフェアウェイからの残り96ヤードを52度のウェッジでピン右1メートルにつけてバーディを先行させると、9番、10番で連続バーディ。12番では3メートルを沈め、14番(パー3)では166ヤードを5アイアンでグリーン奥にこぼしたものの、パターで11メートルをねじ込んだ。
269ヤードと短い16番パー4ではティショットをグリーン右に運ぶが、2打目のアプローチが短く、砲台グリーンに乗り切らずにボールが再び足元に戻ってきてしまう。3打目で乗せるがピンをオーバー。しかしここで5メートルを沈め、パーをもぎ取るしぶとさも見せた。
「17番で(3パット)ボギーをたたいて、ノーボギーで終われないのが私らしいところ」と笑ったが、ショット、パットともに「オフにやってきたことの手応えをすごく感じられた」と満足感たっぷりだ。
「途中からカメラがたくさんついてくれてうれしかった。(英語での)インタビューもどうしようか、とか考えていた。日本の時とは違う緊張感。こんなに早く味わえるとは思わなかった」。アテスト後にはLPGAや海外メディアからも取材を受け、流暢な、というわけにはいかないが、懸命に英会話で回答。
「アメリカで初めて優勝争いができる」と期待に胸を膨らませながら、2日目は最終組でティオフする。