プロアマ戦では笑顔が多かった有村智恵。その後は夕暮れまで最終調整を行った

国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」のプロアマ戦に出場した有村智恵は、表彰式が終了すると、日が完全に落ちた暗闇の中をアプローチ練習場に向かって真っ先にクラブハウスから登場した。

11月に入った千葉県のグレートアイランド倶楽部は、毎年16時30分には日没になるため、練習グリーンとアプローチ練習場には、工事現場で使用されるような仮設照明が2基登場する。その明かりの下で選手たちは寒さを我慢しながら練習を行う。ニットのセーターを着込んだ有村は、20ヤード程度のアプローチショットを黙々と打ち込んでいた。

＜＜　下に続く　＞＞

今シーズンの残り3試合全てで優勝できれば、逆転で賞金女王の可能性もあることを伝えると、「優勝はしたいんですけど。残り3勝できたら凄いことですよね。でも、まずは目の前の1打です。調子は上がってきているので、一打を大事にしたいし、1日ごとのラウンドを大事にします」と話す有村。

昨年はこの大会で5位に入り、次戦で今季5勝目を果たした。今年はまだ1勝に止まっているが、今週の大会も含め優勝のチャンスがあれば狙って行きたいという。