冴え渡ったショットに満足の表情を浮かべていた有村智恵。充実の4位フィニッシュとなった

「日本女子オープン」最終日を、首位に7打差で迎えた有村智恵。昨日は追いつこうという意識が体を硬くさせ、ショット、パットともに不調に陥った。対してこの日は「今日は内容がすごく良かった」と、晴れやかな表情。5バーディ、1ダブルボギーの「69」にまとめ、通算4アンダーの単独4位でホールアウトした。

2日目の朝から替えたというドライバーのシャフトも体に馴染み始め、この日フェアウェイを外したのは1度だけ。グリーンを外したのも1度だけと、とにかくショットが冴え渡った。「パットも良く外しましたけど。その分、あまり上に行けませんでした」と反省を口にするも、その表情に陰りはない。ショットに対する満足感が、よほど高かったのだろう。

「ショットで1ポイント、しっくりくるものが見つかった。このコースでこれだけのゴルフができたのは良かったし、来週、再来週もこの調子でスコアを出せるように頑張りたいですね」と、有村にとって大きな自信を植え付けるメジャー戦になった様子。圧勝した宮里美香に対しても、「私も負けないように、日本でしっかり戦っていきたい」と、新たな刺激を受けたようだった。