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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、7位へ浮上!「我慢も楽しみたい」

米国アリゾナ州のパパゴGCで行われている米国女子ツアー第5戦「J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル」の3日目、この日6アンダーをマークした申智愛(韓国)が通算10アンダーへとスコアを伸ばして単独首位に躍り出る中、宮里藍も我慢のゴルフで上位をキープしている。

前半はチャンスにつけるもバーディパットが決まらない。2番から6番までは5ホール連続で3m以内につけるが、「微妙なスネークラインが続いていて、短い距離だけどうまく読み切れなかった」と、ストレスの溜まる展開。それでも、「気持ちは前向きでした」と攻める気持ちを失わず、前半9ホールはすべてパーで折り返す。

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初めてスコアが動いたのは、後半の11番。ピン奥7mを沈め、この日初めてのバーディを奪う。15番でボギーを叩き、続く16番でも第2打がバンカーに捉まり、そこから5mに寄せるのがやっとだったが、これを沈めるナイスパーセーブ。ガッツポーズが飛び出した。

勢いを駆って、17番、18番と上がり2ホール連続のバーディフィニッシュとした宮里は、この日「70」で通算5アンダーへとスコアを伸ばし、首位と5打差の7位タイで最終日を迎えることとなった。

「最後まで我慢強くプレー出来ました」と納得の表情の宮里。「今年は本当に調子が良くて、私の中では優勝を狙える状態。だから、悔しい気持ちが大きすぎて、タイとシンガポールでは自分でコントロール出来ない位の悔しさが続いていました。今までにない自分に戸惑いがあったけど、今週からようやく自分をコントロール出来るようになりました」と精神面も整理され、あとは上を目指すだけ。「上にいる人がいる人だけに、差はあるといえばあるけど」というが、「我慢する事も楽しんで出来ればいい」と力強く宣言した。

2009年 J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル



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