2009年 J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル
期間:03/26〜03/29 場所:パパゴGC(アリゾナ州)
藍、運にも恵まれ8位タイへ浮上
米国アリゾナ州にあるパパゴGCで行われている米国女子ツアー第5戦「J GOLFフェニックスLPGAインターナショナル」の2日目、初日を首位と3打差の17位タイで終えた宮里藍は、この日は1時35分と遅いスタート。前日は午後から強風が吹きつけたが、この日は一転、宮里がスタートする時間になっても空は穏やかなままだった。
2番で12mを沈めて幸先良くバーディを奪った宮里は、4番でバンカーから寄せきれずにボギーとしたが、直後の5番で9Iの第2打をピン下4mにつけてすぐにバーディを取り返す。後半に入り12番でボギーを叩いたが、14番は9Iで手前1.5m、16番はPWで80cmと硬いグリーンをものともせずに、ショットをピンに絡めてバーディを積み上げた。
<< 下に続く >>
まぶしい西日が照りつける中、最後は日没ギリギリで18ホールをホールアウトし、「終わって良かった~」と安堵の表情を浮かべた宮里。2日目を4バーディ2ボギーの「70」で回った宮里は、通算3アンダーへとスコアを伸ばし、順位も8位タイへと浮上した。
「これだけグリーンが硬くて、良く距離感が合っているなと自分でも不思議」という宮里だが、「イメージが出ている」とミドルアイアンの距離感が抜群。「このコースは我慢して少ないチャンスをものにしていくだけ」というタフな条件も集中力を切らさない要因となっているようだ。
初日、2日目ともに強烈な風の洗礼を受けなかった宮里は、「こういう運も明日からに活かしていきたい」と、大いに前向き。「上が8(アンダー)まで出ているのは不思議な感じだけど、明日は1つでも2つでも伸ばせればいい」と、ムービングサタデーとはいえ、いつも通りのどっしりとしたプレーで着実に上位を目指す。