スコアを2つ伸ばし22位タイに浮上した宮里藍（Jonathan Ferrey/Getty Images）

米国女子ツアーの第19戦「P&G NW アーカンソークラシック」の初日に、イーブンパーとスコアを伸ばせず44位タイと少し出遅れた宮里藍。大会2日目は10番からスタートし、前日同様いきなりボギーを叩いてしまう。

続く11番でバーディを奪い流れを取り戻すかと思われたが、12番、13番と連続ボギーを叩いてしまった。「スタート直後に風が強くなって、今日も風の計算が重要になるなと思ったけど、相変わらず吹いたり止んだりの繰り返しで、前半はそれが難しかった」と前半のゴルフを振り返る宮里。

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15番パー3でピンの右6mを沈めてバーディを奪うが、17番パー3ではティショットがグリーンに届かず、寄らず入らずのボギー。前半を2オーバーでラウンドし、この時点で2オーバーまでスコアを落とした。

ところが、後半に入り1番でバーディを奪い、続く2番もバーディ。「ターンして1番、2番で取れたのは大きい。ショット、パットもフィーリングはよかったけど、全部がかみ合ってくれないなという感じだった。我慢していれば、バーディを取れると思っていたので精神的にも落ち着いていた」。

その後も6番パー3、7番と再び連続バーディを奪った宮里は、通算2アンダーまでスコアを伸ばしてホールアウトした。最終日に向けて「1つでも2つでも順位を上げることがトータル的にはポイントにつながると思うので、最後まで諦めずに頑張ります」と、優勝の可能性は極めて低いが、年間を通した目標の「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」獲得に向け少しでも順位を上げることを心がける。