1年前、歓喜の瞬間を迎えたエビアンに再び宮里藍が戻ってきた

昨年、ここ「エビアンマスターズ」で米ツアー初勝利を飾った宮里藍。あれから1年が過ぎたが、その間に宮里藍はさらに米ツアーで4勝を積み重ね、現在は世界ランキング1位、米ツアー賞金ランキング1位という頂点を極めて、フランス・エビアンマスターズGCに戻ってきた。

1年前の自分と比べ、「自信が違う」と宮里。「勝てる自信というのではなく、自分のこのスタイルで良いんだという自信です。自分の気持ちの中にある芯がぶれていないことが、今の良い成績に繋がっていると思います」。信じてきた道が間違っていなかったことを結果が証明してくれた。その自信が、さらに宮里の好結果を後押ししている。

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「2番は長くなったけど、大きく変わっているところも無いし、グリーンの状態も凄く良いので、良い状態で出来ると思います」と宮里。昨年の良いイメージのまま、好調も維持して今大会のディフェンディングへと挑む。

先週はオープンウィークだったにも関わらず、宮里は世界ランク1位に返り咲いた。過去2年間の成績をランキング対象とする現在のロレックスランキングの仕組みは、よりコンスタントに成績を出し続けることで、安定した順位を確保できる。「この2年の試合結果で（順位が）変わるのであれば、より1試合1試合丁寧にやろうという気持ちが強くなりました。2年後の自分の為にも、今の結果で左右されてくるという意識はあります」。常に目の前の1打に集中することを掲げる宮里にとって、これまでの思いをさらに強める今回の1位復帰。今大会も高い集中力で戦ってくれることだろう。