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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、初日4オーバーの出遅れも「徐々に上がってくると思う」

火曜日に帰国したばかりの宮里藍。「ワールドレディスサロンパスカップ」初日を前に、「21時には寝ました」と、十分な睡眠を取ることは出来たが、僅か1日半では万全の体調を望むことは難しい。「朝、ホテル周辺で体を動かしている時に、まだ浮ついている感じはありました」と、体の違和感を抱えたまま、10番からティオフした。

スタートホールではグリーン右サイドに切られたピンに対し、逆サイドのエッジに載せただけの宮里。しかし、この15mのバーディパットをいきなりカップイン!先週の勢いを感じさせるスタートを切る。

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しかし、ドライバーショットは左へ曲がる傾向が強く、セカンドショットもピンに絡む機会は少ない。前半を2バーディ5ボギーと出入りの激しい内容で折り返すと、後半も2バーディ3ボギー。結局この日は4バーディ8ボギーの「76」で回り、通算4オーバーの50位タイ。午後になり強い風が吹き始めたことを差し引いても、やや出遅れる初日となってしまった。

「前半は思うように体が動かず、その中で自分の出来ることをやっていこうという気持ちでした」という宮里。「でも、先週のような質の高い集中力は無くて、難しいコンディションに耐えられませんでした」。体の状態が、宮里の精神面にも影響したと振り返った。

それでも、最終9番ではグリーン左横のバンカーから、3打目を直接沈めてバーディ奪取で締め括り、2日目以降へは良い流れで入れそうだ。「体の調子は徐々に上がってくると思う」と宮里も残り3日での巻き返しを誓う。

宮里と同じスケジュールで今大会に挑むモーガン・プレッセルは初日を1アンダーで終えており、「同じシチュエーションでこれだけ違うので、まだまだやることはあるなと思いました」と、自らの心を改めて引き締めていた。

2010年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ



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