2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ
期間:04/01〜04/04 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
藍、「内容は良かった」反面、2オーバーとスコアは冴えず
「クラフトナビスコチャンピオンシップ」初日の宮里藍は、8時34分に10番ティからスタート。早い時間は冷え込みも厳しく、待ち時間には懸命にウォームアップで体をほぐす姿が見られた。
寒さの影響もあり、前半はチャンスを作れない。14番パー3のティショットは右手前の池ギリギリで止まり、続く15番では2打目がバンカーに掴まり、3打目で2mに寄せてこのパーパットを決めるとガッツポーズ。序盤は耐えるゴルフが続いた。
<< 下に続く >>
しかし、17番で3パットのボギー。折り返した6番では、バンカーから2mに寄せるもこのパットが決まらない。結局この日、バーディは奪えずに2ボギーの「74」、通算2オーバーの52位タイとやや出遅れの初日となった。
「良いパーセーブが沢山あって、ナイス2オーバーみたいなところです」と宮里は苦笑い。「パットのお陰で、2オーバーで上がれているようなもの。一つ入れば決まっていく感じはあります」と、先週苦しんだパッティングは復調気配だ。
一方で、ショットは右に抜けたり左の木に当たったりと、安定感を欠いた印象があったが、宮里は「風ですね。自分の中でそこまで大きなミスではないです」と、不安を一蹴する。「アイアンの距離感は良い感じで出ているけど、チャンスにつかず微妙な感じでした。バーディチャンスについたところは、難しいラインが多かった」。宮里の辞書にネガティブな言葉は無いようだ。
開幕2連勝時と比較しても、「調子自体は変わってないです。調子というか、決断力とイメージの出し方。これだけだと思います」と宮里。傍目では分からないが、自身の言葉は宮里本人がきっちり証明してくれるに違いない。