2010年 キア・クラシック presented by J GOLF
期間:03/25〜03/28 場所:ラ・コスタリゾート&スパ(カリフォルニア州)
藍、開幕3連勝を意識せず「自分らしいプレーを」
米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」で開幕2連勝の快挙を遂げてから、およそ1ヶ月。長いオープンウィークを経て、今週25日(木)に米国本土での初戦となる「キア・クラシック」(カリフォルニア州)に宮里藍が出場する。
開幕3連勝がかかる一戦。現地でも公式インタビューに招かれるなど大きな注目を集めており、今大会における関心が宮里に集中していると言っても過言ではない。だが、自身はいたって冷静に現状を見つめている。「(3連勝への関心は)全然ない。もちろん、私だけがそういうチャンスがあるのはすごく色々な意味があると思うけど、基本的には自分らしいプレーをするかに掛かっているので。結果はコントロールできないし、前回に引き続き、目の前の1打に集中していくことだけを考えたい」と、普段と変わらない雰囲気、表情で淡々と語った。
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コースの印象については、「他のコースに比べて距離が出しにくい。1クラブぐらい飛ばない気がしますね。風が重いのかな」と、ショットの距離感に警戒。グリーンはかなり柔らかいようで、「ファーストバウンドが後ろに飛ぶぐらい柔らかい。グリーン周りもそうなので、アプローチが難しくなると思う」と、ショートゲームをポイントに掲げる。その一方で、「逆にアグレッシブに攻めていける」と、今週は果敢にピンを攻めるプレーも見ることができそうだ。
過去3勝は、フランス、タイ、シンガポールと、全てアメリカ本土以外での勝利。海外メディアからも感想を求められ、「アメリカで勝つことが本当のチャンピオンのような気がする。それを意識してやっていきたい」と、本土でのタイトルは宮里が次に目指す部分でもあるようだ。次週にはメジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」も控えており、今週は宮里にとって大きな意味を持つ一戦となるだろう。