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宮里藍が描く挑戦の足跡

藍、粘りのプレーで8位タイの好スタート!

「ミズノクラシック」初日、宮里藍は3バーディ、ノーボギーの「69」をマークし、首位に3打差の8位タイと幸先の良いスタート。目標とする4アンダーには1ストローク及ばなかったものの、「ここ数年のこのコースでのプレーとしては、良い出だしだった」と笑顔をのぞかせた。

1番ティからスタートした宮里。「パットのフィーリングは良かった」というものの、序盤は「タッチとラインが合っていなかった」と、1メートルほどカップをオーバーする場面が続く。パーセーブを続ける中で迎えた7番パー5、3打目のアプローチは強めに入ったものの、ピンに直撃して2メートルにピタリ。これを沈め「ラッキーでしたね」というバーディを奪い、ここから流れが変わる。

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この日はティショットが好調で、フェアウェイキープ率は100パーセント。さらに「フィーリングが噛み合ってきた」とパットのタッチも合い始め、10番では2メートルを沈めてバーディ。最終18番は10メートルのロングパットを沈めてバーディで締めくくり、待ち受けるギャラリーの大歓声を浴びた。途中、6番で4メートル、14番で5メートルのパーパットを沈めるピンチの場面もあったが、「バンカーから2つパーセーブできたし、粘りが最後のバーディに繋がったと思う」と振り返る。

この日の宮里を支えたのは、USLPGAツアーで培った気持ちのコントロールだ。中盤になかなかバーディを奪えなかった時も、「気持ちが前へ前へ行きそうだったけど、しっかりコントロールできた。調子が良い時こそ自分への期待がプレーへの邪魔になるけど、自分をつかまえて1打1打に集中できた」と振り返る。いかなる状況でも平常心を保てるメンタルの強さ。それが、宮里の一番の武器といえるだろう。

2009年 ミズノクラシック



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