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宮里藍が描く挑戦の足跡

「気持ちが強すぎて…」藍、追い上げならず

「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」2日目、イーブンパーの23位タイから上位を目指してスタートした宮里藍にとっては、幸先良く2番パー5で奪ったバーディが却って仇となってしまったようだ。

昨日より良い集中力で回れたという2日目。宮里は「2番から良いバーディパットが入って“よっしゃ!”って思ったけど、そのあとバーディを取りたい気持ちが強すぎて邪魔してしまった」と、いつもは目の前の1打に集中することで抹殺している欲が、宮里のプレーに微妙な影を落とす。

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「パットのストロークもそうだし、第2打も力が入ったりして、うまくコントロール出来なかった」と、2番以降はパーが続き、折り返した直後の10番でカラーからパターで寄せるも4mショートしてボギーとしてしまう。15番でバーディを取り返したものの、終わってみれば2バーディ1ボギーの「71」。一つスコアを伸ばして通算1アンダーとしたが、首位との6打差を詰めることは出来なかった。

「昨日は集中力がなく締まりの無いラウンドだったので、今朝は“何をやっているんだ”と自分に渇を入れてやりました。気持ちの整理をしながら、どこか緩んでいるのは感じられたので…」という宮里。集中力は高まったが、その針は逆方向へと振れ過ぎてしまったようだ。

最終日は、自分のストローク、テンポに集中して自分らしいラウンドをしたいという宮里。「本当に気持ちよく思い切ってスタートダッシュしたいです。私的にはあとはパッティング次第だと思います」と、大勢のギャラリーを前に有終の美を飾る準備は出来ている。

2009年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント



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