2009年 全英リコー女子オープン
期間:07/30〜08/02 場所:ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)
藍、先週の経験を活かしてベストを尽くす
今季の海外メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」も、いよいよ決勝ラウンドに入り、2週連続優勝のチャンスを窺う宮里藍が依然、好位置をキープしている。2日連続となる1番パー3での「おはようバーディ」でスタート。続く2番はティショットをフェアウェイ左サイドのバンカーに入れてボギーを叩くが、6番、8番、9番とバーディを奪いスコアを伸ばしていく。
先週も、パッティングの良さを実感していた宮里だが、「今日はパットが良かったですね」と開口一番で言うほど、この日のパッティングも冴えていた。8番、9番の6mのバーディパットは強すぎず弱すぎず、ジャストタッチでカップインさせ、グリーンの芝目や形状を完璧に読みきった。
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後半に入ると、11番パー5でこの日5つ目のバーディを奪い、通算2アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、その後の12番、14番で共にフェアウェイバンカーに捕まりボギーを叩いてしまう。結局、この日は2つスコアを伸ばして通算イーブンパーとして、大会連覇を狙う韓国の申智愛と並び、首位と4打差の3位タイで3日目を終えた。
「すごく良い位置にいると思います。明日はどんな天気か、どんなピンポジションかに関わらず、自分のゴルフをするだけです。最終日は気負わなくても自然と集中力が高まるし、1打1打の積み重ねという意識をもってやるだけですね」。あくまでも自分との戦いを念頭に置く宮里。
さらに続ける。「先週は先週、今週は今週と切り替えて、相手うんぬんじゃなく、自分のベストを尽くして、どうなるか見てみたいです。サンデーバック9はプレッシャーが掛かると思うけど、先週の経験を活かして、落ち着いて出来たらいいと思います」。自身のゴルフを過信することなく、虎視眈々と4打差からの逆転メジャー制覇を狙っている。