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2007年 全米女子オープン
期間:06/28〜07/01 場所:パインニードルロッジ&GC(ノースカロライナ)

宮里藍が描く挑戦の足跡

来年度の出場権を獲得する、10位タイフィニッシュ!

「全米女子オープン」も最終日を迎えた。連日のサスペンデッドの影響により、この日は第3ラウンドの残り4ホールと、最終ラウンドをプレーすることになった宮里藍。通算4オーバーの暫定27位タイからスタートした宮里は、9番ホールで5メートルのパーパットを外してしまい、通算5オーバーで最終ラウンドへ。

最終ラウンドに入ると一転、宮里のパットが冴えを見せ始める。「今日はフィーリングが良かった。ベスト10に入れると思ってプレーしていました」と言う宮里は、3番のパー3で4メートルのバーディパットを沈めると、7番パー4でも4メートルほどのバーディパットを沈め、大きなガッツポーズが飛び出した。

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バックナインに入っても、宮里の勢いは止まらない。11番パー4では、セカンドショットをグリーン奥のカラーにこぼしてしまうが、ここから6メートルの距離をパターで沈め、再びガッツポーズ!さらに13番パー3でもティショットをピン下6メートルにつけると、これをねじ込みバーディを奪取。通算1オーバーまでスコアを縮め、一気に上位との差を詰めた。

14番のパー4では、ティショットをバンカーに入れるなどしてボギーとするが、何とか通算2オーバーのままで18番最終ホールを迎える。この2打目をグリーン左手前のガードバンカーに入れるも、3打目をピン横1.5メートルに寄せるナイスショット。「最後のパットも思ったところに打てていたのですが・・・思ったより切れてしまいました」というパーパットは惜しくもカップを逸れてボギーフィニッシュとしてしまうが、それでも通算3オーバーは10位タイ。20位以内に与えられる来年度大会のシード権を、確実にキープした。

「昨日よりショットはバラバラだったけど、グリーン上での集中力が良かったです」とこの日のプレーを振り返った宮里。「4日間アプローチが良く、バンカーショットも含めてミスは1~2回くらいしかなかったし、パーセーブの確率が高くなったのはすごく成長したと思う」と、自らの成長の確信を口にした。 3週間前のメジャー第2戦では予選落ちを喫し、不安視されていた中での今大会だったが、「メジャーの存在はすごく近くなったと思う。去年より良い精神状態でできて、すごく成長したと思います」と力強い言葉。予選落ちで味わった挫折は、宮里を一回り逞しくしたようだようだ。

2007年 全米女子オープン



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