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2007年 セーフウェイクラシック
期間:08/24〜08/26 場所:コロンビアエッジウォーターCC(オレゴン州)

宮里藍が描く挑戦の足跡

パットへの自信を取り戻すも、ショットが不調に陥り63位タイ

前週は予選落ちを喫し、気分転換の意味合いも込めてパターを替えて臨んだ宮里藍の初日。最近替えたばかりのドライバーはフィットしている様子だが、果たしてパターの交換は奏功するかどうかに注目が集まった。

その出だし、相変わらず好調なティショットを武器に4番までに1バーディを奪取。ミスパットもなく、このまま順調にスコアを伸ばしていくかに思えた。そして迎えた5番パー5。ティショットが左へ大きく曲がり、ボールは池に吸い込まれる。それでも約12メートルのロングパットをねじ込み、ナイスパーセーブ。しかし、「5番でティショットを池に入れたとき、下半身が動いていないなあ、と感じてしまった」と、ショットに対する自信に揺らぎが生じてしまう。「ラウンド中にいろいろと考えてしまった」と振り返る宮里は、その後ショットの左右へのバラつきが目立つようになる。

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7番パー5での3パットによるボギーは別として、8番パー3で3.5メートルを沈めバーディを奪った直後の9番では、ティショットの曲がりが原因でボギーを叩いてしまう。10番パー5では8メートルのバーディチャンスを決めて1アンダーとするが、13番、14番、15番ではやはりショットの精度を欠いて3連続ボギー。その後は、17番パー4でティショット、セカンドショットをラフに入れるも、8メートルのパーパットを沈めるなど何とか凌いだが、この日3バーディ、5ボギーの「74」。首位と8打差となる通算2オーバーの63位タイと、やや出遅れる結果となってしまった。

今週は3日間競技なだけに初日からスコアを伸ばしていきたいところだったが、ショットの思わぬ不調により結果に結びつかなかった宮里。「タイミングだけだと思うので、考えすぎないように思い切りプレーします」と、メンタル面での修正を図る考えだ。対してパットに関してはロングパット、ショートパットともに手ごたえを感じているようで、「パットがしっかりと打てているので、ショットのブレがそれほど気にならなかった」と話すほど。「パットの不安は取れました。スコアを大きく崩すことはないでしょう」と、その表情はむしろ晴れやかだった。明日以降はショットの修正が必須になるが、不安が払拭されたパットと噛み合えばビッグスコアも期待できるはずだ。

2007年 セーフウェイクラシック



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