2007年 サムソンワールド選手権
期間:10/11〜10/14 場所:ビッグホーンGC(カリフォルニア州)
ドライバーショットは復調!充実感いっぱいのラウンド
カリフォルニア州にあるビッグホーンGCで行われている「サムソンワールド選手権」に出場している宮里藍。賞金ランキング上位20名しか出場できない大会で、米ツアー1年目の昨年は出場資格をつかめなかっただけに、今回の初出場には宮里自身充実した気持ちで挑んでいる。
「上位20人ということですが、いるべき人、アニカとかウェブとかがいなくて、自分がここにいるというのは、感慨深いですね・・・」。上位選手のみという、選ばれし強豪ぞろいの戦いに緊張感も抱きながら、初日は3オーバーの17位タイ。
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2番でバーディを先行した宮里は5番でボギーを叩いたが前半はイーブンパー。後半も14番までパーを積み重ね、2試合連続予選落ちの時とは違い、勝負どころでは鋭い目つきになった。これまでミスしがちがったドライバーショットは安定感抜群。崩れる要素は見られなかった。
ところが、流れが変わったのは15番パー5。2打目はウェアウェイをキープ。セカンドショットもグリーン手前90ヤードに運んだが、3打目のアプローチはグリーンをオーバーしラフへ。返しもピン8メートルのパーパットを残すと2パットでのボギーとしてしまった。
予選落ちが続いた期間は、このようなちょっとしたミスからスコアを崩していくことが多かった。一度流れを崩すと簡単には取り戻せず、続く16番パー3もボギー。さらに17番はティショットを左サイドのバンカーに入れると、2打目がバンカーの先にあるコブのような盛り上がった地形にぶつかり90ヤード出すのがやっと。結局このホールもスコアを落とす3連続ボギーとなってしまった。
ラウンド後の宮里は「アイアンは良くないし、3パットも2回ありましたが、凄く充実感があります」。今週は予選落ちがないので、2日目も思い切りラウンドし、完全なる復調を果たしてもらいたい。