2007年 ホンダ LPGA タイランド 2007
期間:10/25〜10/28 場所:シャムCC パタヤオールドコース(タイ)
鬼門の2番をパーでクリアし、最終日はイーブンパーにまとめる
タイで開催されている、米国女子ツアー第26戦「ホンダLPGAタイランド2007」に出場している宮里藍。今大会は予選落ちがないが、最初の2日間は、15オーバーと大きく崩れたが、3日目は1オーバー、そして最終日にはイーブンパーとスコアをまとめた。
最終日も朝一番のトップスタート。1番パー5でバーディを奪えなかったが、2番をパーでクリアしたことが大きかったとラウンド後に振り返った。これまでの3日間は、セカンドショットでの距離感が合わず、いずれもボギー。序盤でのボギーが3日間波に乗れなかった原因だったと振り返る。
<< 下に続く >>
序盤は前日同様ドライバーを封印。しかし、5番でドライバーを握ると左サイドのラフに捕まりボギー。6番ではさらに左サイドに曲げ、ギャラリー用のロープの外まで打ち込んでしまい再びボギーとなった。9番でもボギーを叩き前半は3オーバーとスコアを落とした。
ところが、10番で3メートルのバーディパットを沈めると、続く11番はピン1メートルにぴたりと付けバーディ。さらに12番はピン下6メートルのバーディパットを決めて3連続バーディを奪った。その後は1バーディ、1ボギーという内容で4日間の闘いを終えた。
この日は前半からバーディチャンスにつけるシーンが多かった。3、4メートルのバーディパットを惜しくも外したが、フィーリングを大事にする宮里にとっては、入らぬ焦りよりもチャンスにつけることに納得していた。
次週は日本で行われる「ミズノクラシック」に出場する。米ツアー、日本ツアーから賞金ランキング上位選手だけが出場できる試合だ。シーズン中盤以降、上位に入ることができていないが、日本のコースでどのようなゴルフを見せることができるのだろうか。「来週はフェアウェイが広めなので、あまり神経質にならないゴルフをしたいですね。周りはあまり気にしていませんが、日本のファンには良いゴルフが見せたいと思います」。
日本ツアーも終盤に入り、上田桃子、横峯さくら、全美貞などの賞金女王争いが激しくなってきた。その日本ツアー勢と今の自分を比較されたくないという心境だろうが、ファンは強い宮里のイメージで追いかけるはず。精神的にも楽な戦いではないが、結果が問われるのは必至だ。