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宮里藍が描く挑戦の足跡

「プロセスを大事にしたい」2戦目に挑む宮里藍

米国女子ツアー第2戦の「フィールズオープン」がまもなく開幕する。先週の開幕戦では、ショットの調子は良かったものの、パットが決まらず悔しい予選落ちを喫してしまった。それでも、2戦目に向けての悲壮感は感じられない。

今週に入り、ショットのフィーリングは維持しつつ、パッティングで右手のグリップのテンション(握る力)が強すぎることに気付き、修正した。父の優氏も会場を訪れ、パッティングを指導。ショットは宮里本人のフィーリングに任せている為、メカニカルのチェックなどは行わなかったが、「すごく安定してきている」と太鼓判を押した。

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昨年のこの試合では、最終日に「66」をマークして通算11アンダーで3位に入るなど、コースとの相性はいい。「すごく良いイメージがあります」という宮里だが、「その分、スコアを伸ばしていかないといけないので、気を緩められない」と、警戒も怠らなかった。

そんな宮里にとって嬉しいのは、初日、2日目とアニカ・ソレンスタムと同組で回れること。先週の開幕戦を制し勢いに乗るソレンスタムとのラウンドは、「絶対充実したラウンドになる」と楽しみだ。「良い緊張感が高まってきて、自分のやることに集中できる」と、願ってもない環境を素直に喜んだ。

「ショットの自信を取り戻すには、試合で沢山良いショットを打つしかない」という宮里。今は結果への欲はないというが、「それは、集中するポイントの問題です」と説明してくれた。「グリップのテンションとか、フィーリングとか。打つまでのプロセスを大切にしたい」と、静かな心で2戦目に臨む。

2008年 フィールズ・オープンin Hawaii



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