2008年 ウェグマンズLPGA
期間:06/19〜06/22 場所:ローカストヒルCC(ニューヨーク州)
中断でタイミング崩し伸び悩んだ!!
米国女子ツアー「ウェグマンズLPGA」の出場している宮里藍。初日に約1年半ぶりの首位タイに立つと、2日目も初日と同じく4アンダーをマークし8アンダーまでスコアを伸ばし3位タイ。迎えた3日目も宮里の目標は「4アンダー」だった。
前日ボギーを叩いた2番で、ピンの右1メートルに2オンしバーディを奪う好発進。その後5ホールパープレーを続けると、8番パー5では2打目でグリーン手前に運び、アプローチは再びピン右横1メートル。このホールで3日連続でのバーディを奪った。
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後半に入り、さらにスコアを伸ばしたいところだが、12番を終え、13番のティグラウンドに上がったときに中断を告げるサイレンが鳴らされた。上空に雷雲が接近したためだが、10分程度での再開が囁かれたが、急に雨が強くなり、結局再開されたのは約2時間後となってしまった。
13番は難なくパーで切り抜けた宮里だが、14番でティショットを左サイドのラフに入れると2打目がグリーン手前のクリークを避けるためレイアップ。3打目でピン手前2.5メートルに乗せたが、カップに嫌われボギーを叩く。
15番パー3はピン手前3.5メートルに1オンしバーディ。予選2日間バーディを奪った16番、最終18番でのプレーに期待がかかったが、16番はティショットを右サイドに曲げるトラブル。それでもリカバリーの良さでパーをセーブ。ところが18番はフェアウェイからの2打目を打った瞬間右手を離すミスショット。グリーン手前のラフから寄らず入らずのボギーフィニッシュとなった。
「中断の後、タイミングを崩してしまいました。上位はどんどんスコアを伸ばしてくると思いますので、明日のためにも今日は4アンダーを出したかった。明日も4アンダーが目標ですが、そこからどれだけスコアを伸ばせるかですね。自分のゴルフをしてみて、結果を見てみたいですね」。
この日の宮里は1ストローク伸ばすにとどまり、通算9アンダーは首位と5打差の5位タイとなっている。コースは距離が比較的短く、フェアウェイの幅が狭いのでピンポイントに狙うことが要求される。さらに他の会場に比べ比較的グリーンが小さいことも宮里のゴルフには合っているようだ。最終日は目標の4アンダー以上を出し、再び優勝争いに絡んでもらいたい。