2008年 全英リコー女子オープン
期間:07/31〜08/03 場所:サニングデールGC(イングランド)
目標通りの好スコア! 首位に3打差の13位タイ発進!
「全英リコー女子オープン」初日、宮里藍は現地時間の12時10分にスタートを切った。「最低4つ(4アンダー)と目標を決めていた」という宮里は、1番パー5でピン左3メートルを沈めてバーディ発進。直後の2番パー5をボギーとしたものの、4番パー3ではピン右5メートルのバーディパットを沈め、ガッツポーズが飛び出した。そしてこの日の最大の見せ場は、8番でボギーを叩いた直後、9番273ヤードのパー4だ。ドライバーから放たれたティショットはピンに向かい真っ直ぐな弧を描き、ピンの僅か横を抜けて左上1メートルにワンオン! あわやアルバトロスというスーパーショットが飛び出し、イーグルを奪う。
「9番のイーグルが大きかったですね」と振り返る宮里。後半に入っても勢いは衰えず、10番パー5でピン上2.5メートル、12番パー4でもピン下3.5メートルを確実に沈めてバーディを重ねる。13番をボギーとしたが、直後の14番パー5でもバーディを奪い、悪い方向に流れを傾かせない。最終的に1イーグル、5バーディ、3ボギーの「68」、目標通りの4アンダー13位タイでホールアウトした。
上々の滑り出しに「すごく良いプレーが出来ました。目標を最低限クリアできて良かったです」と、充実した表情を見せる宮里。前半はショットが左に曲がり気味だったが、「タイミングの問題だった」と、後半に修正できたことも好スコアに繋がった。この日6アンダーをマークした上田桃子と不動裕理にも言及し、「良い刺激になります。私も頑張ろうという気持ちになります」と語気を強めた。だが、宮里に過剰な気負いはない。「あくまでも自分との戦い。伸ばせても伸ばせなくても、この状態に負けないように頑張りたいですね」。明日も自分のプレーに徹し、さらなる上位を目指す構えだ。