2007年 フィールズ・オープンin Hawaii
期間:02/22〜02/24 場所:コオリナGC(ハワイ州)
ショートパットが面白いように入り、暫定7位タイに急浮上!
開幕戦でまったく入らなかったショートパットの不安を克服し、スコアを崩すことなく無難に終えた初日。2日目は、不信から自信へと変わったパットを武器に、大きなジャンプアップを演じて見せた。
「午後組がスコアを伸ばしていたので、1つでも伸ばしたいとうい気持ちで回っていました」という宮里藍は、1番のスタートホールで1メートル弱のバーディパットを沈めると、3番パー4でも1.5メートルを沈めてバーディ。このまま勢いに乗りたかったところだが、5番のセカンドショットを打ったところで豪雨に見舞われ、約3時間の中断となった。しかし宮里は、中断に水を差されるどころか「後半は風が強く吹いたけど、ピンがそれほど振れてなかったので攻められました」と、攻めのゴルフを貫く。
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「中断後、いいバーディチャンスがあったけど、ものに出来ず、絶対次にチャンスが来ると思ってやっていた。すごくいい集中力で出来ました」との言葉通り、10番、11番で、ともに2.5メートルのバーディパットを沈め、まるで先週の不調が嘘だったかのようなバーディラッシュ。12番では3メートルのパーパットを外してボギーとするが、続く13番でも1メートルを沈めてすぐにバーディを取り返す。結局、14番を終えたところでサスペンデッド。第2ラウンドの残りは、翌日に行われることとなった。
「キーとなるのは、第2ラウンドの残り4ホール。すごく難しいので、スコアを落とさないように回りたいです。風の具合にもよりますけど、いつもピンを攻めて行きたいですね。トップと5打差というより、自分のプレーに集中して、ベストなパフォーマンスを見せたいです」
宮里がポイントにあげた15番からの残り4ホールは、翌日の朝7時30からのスタートとなる。今日のパットを見た限り、スコアを崩しそうな雰囲気はまったく感じられない。この4ホールを無難に乗り越えたとき、宮里の初優勝への視界はさらに開けることだろう。