宮里藍にとっては、1週間の休み明けで迎えたLPGAツアー第11戦「LPGAコーニングクラシック」。晴天に恵まれたニューヨーク州のコーニングCCは、気温もぐんぐん上がって26~7℃まで上昇。それにつられるかのように選手達のスコアもぐんぐん伸びて、初日からロースコアでの争いとなった。

この日10番からスタートした宮里は、13番で1.5mに寄せたものの決めきれずにボギースタート。しかし直後の14番で8mのバーディパットを沈めてすぐに取り返した。折り返すと、2番パー5では2オンに成功し、7mのイーグルパットは外したものの楽々バーディ奪取。続く3番では4m、4番では2.5mのバーディパットを決めて、3連続バーディとした。6番でもカラーからチップインバーディを奪った宮里は、結局この日は5バーディ1ボギーの68。首位と4打差の11位タイと好スタートを切った。

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ここ最近、コンスタントにアンダーパーでのラウンドを続ける宮里。この日も目標として口にした1日4アンダーをクリアした。

「前半は我慢のゴルフをしていて、流れを作るのに時間がかかったのですが、後半チャンスのホールもあるし、後半勝負だなと思ってやっていました。気持ちを切り替えて出来たので良かったです。もう少し、あとひとつは行けたと思う。でも、前半の流れからして、よく頑張ったと思います」。

今週はスコアの伸ばしあいが予想される。明日以降、どこまで伸ばせるかが勝負だが、そのことはもちろん本人も自覚している。

「今週は、前半・後半に関わらず、どんどんアグレッシブに攻めていかなきゃ行けない。ピンの上につけて難しいバーディパットを残したくはないんですけど、チャンスを作っていくことには変わりないし、自信を持ってやれば大丈夫だと思います」。

距離も短く、フィールドにも恵まれた今大会。宮里が悲願の初優勝を達成する条件は、充分に揃っているといえるだろう。