編集部の注目選手紹介 2013全英リコー女子オープン特集ゴルフダイジェスト・オンライン

2013全英リコー女子オープン
期間：08/01～08/04 場所：セントアンドリュースオールドコース (スコットランド)

ステーシー・ルイス

ステーシー・ルイス現在、世界ランク２位。賞金ランキングでも２位につけ、朴仁妃を追い掛けている。アメリカ人としてはランキング筆頭で、米国民の期待を一身に受ける存在。11年の「クラフトナビスコ選手権」でメジャー制覇も成し遂げている。

「このコースは、スマートにプレーすることが大事ですね。天候は毎日変わるし、それに合わせて攻め方も変えていかないといけない。ここ２試合は連続でトップ10に入っているし、感触はとても良いです。米国人がもっと勝たないといけないか？私はそう思いません。優勝者を見てみれば、いろんな国の人たちがいて、とても良い状態だと思う。米国が基盤のツアーだから、米国での試合がもっとあって良いと思うけど、同時に世界中のプレーヤーが参加しているのだから、世界各国でもやる必要があると思います」

リディア・コー（アマ）

世界アマチュアランキング１位のリディア・コーは、12年１月にオーストラリアで「Bing Lee Samsung Women's NSW Open」に優勝。プロの試合での最年少優勝記録を更新する。同年８月にはLPGAツアーの「カナディアン女子オープン」を制し、同ツアー史上最年少優勝記録も更新。13年にはLETの「ISPS Handa New Zealand Women's Open1」も制している。

リディア・コー「先々週、少し風邪を引いたけど、今はほとんど大丈夫です。コースは、先週の木・金、今週の月・火と４ラウンドしました。フラットで、コースマネジメントが重要ですね。ティショットをバンカーに入れると、ボギー以上になってしまうので、安全に、ダブルフェアウェイをうまく使って攻めていきたいです。去年は17位タイだったので、それを上回ることが目標。もし勝てたら？ゴルフの聖地でトロフィーに自分の名前を刻めるなんて、それはとても素晴らしいことです」

モリヤ・ジュタヌガン

モリヤ・ジュタヌガン昨年の最終予選会をトップ通過し、今年からツアー参戦を果たしているジュタヌガン。今季は開幕戦で４位に入るなど、トップ20入りが５試合。ルーキー・オブ・ザ・イヤーポイントをリードしている。妹のアリヤ・ジュタヌガンはLETでプレーしているが、「ウェグマンズLPGA選手権」で肩を怪我して、２週間前に手術を受けたばかりという。妹の分まで頑張りたいところだ。

モリヤ・ジュタヌガン「今年は良いスタートが切れて、ここまでの結果には満足しています。今はほとんどすべてのことに取り組んで、一歩ずつ、うまくなりたいと思っています。私はロングヒッターではないけど、ドライバーでフェアウェイを正確に捉えていくのが持ち味。全英オープンに出場するのは初めてだし、コースはアメリカと全く違うので、すべてが新しい経験です。新しいものが学べるので良い経験になると思うので、自分のベストを尽くしたいと思います」。

有村智恵

日本ツアーで13勝（メジャー１勝）の実績を引っさげて、今年から米ツアーに挑戦している有村智恵。ここ６試合でトップ10入りが３度と、思うような結果が出なかった序盤から、少しずつ流れを掴みかけている。現在の賞金ランキングは42位で、ルーキー・オブ・ザ・イヤーポイントでは２位につける。全英オープンには３度目（09年、10年）の出場だ。

有村智恵「セントアンドリュースは、数年前にこの試合が決まったときから出たいという気持ちが強くて、楽しみにしていたし、試合が決まってから結果を残したというのもあるので、まずは楽しんでやりたいと思います。コースは本当に面白くて、試合じゃないときにきて、もっと遊び心を持ってプレーしたいです（笑）。今までの経験にないコースなので、固定概念を捨てて、イメージを大事にしていかなといけないですね。今年はメジャー大会での成績が悪かったので、進化したと言えるように、今週こそ良い成績を出したいです」。

リゼット・サラス

リゼット・サラスツアー２年目となるサラスは、今年序盤から才能を開花させる。開幕から５試合で３度のトップ10フィニッシュ。「クラフトナビスコ選手権」では最終日最終組に入るも、「79」を叩いて大失速。しかし、続く「LPGAロッテ選手権」ではすぐに２位と盛り返した。米国籍だが、ルーツはメキシコだ。

「今年はクラブも良いし、コーチも良い。それに自信がついたのが大きいです。２年目でツアーにいても快適だし、人も良く知るようになって、ツアーが第２の家のようなもの。より楽しくなりました。このコースはとても風が強く吹くし、アメリカとは全く違うスタイルのゴルフをしないといけない。どこで球が止まるか分からないし、自分の狙いを信じて、低い球やロングパットを打たないといけません。（前回大会はロレーナ・オチョアが優勝）私も同じバックグラウンドを持っていることをとても誇りに思います。私にとってはロール・モデルになっているし、彼女が出来たんだから、なんで私にできないことがあるの？って思います。今週は沢山バーディをとって、とにかく楽しみたいですね」。

上原彩子

上原彩子ここまで米ツアー11試合、日本ツアー６試合に出場している上原。それぞれ１度ずつのトップ10入りを果たしている。今大会終了後には再び日本ツアーに戻るが、来季の動向については思案中だという。

「セントアンドリュースは、ゴルファーなら絶対に来ないといけないと思っていたので、まずはこの地に立つことが出来て嬉しいです。中々プレー出来ないコースだし、ここがセントアンドリュースかぁというのはありますね。狙い所が見えない難しさがあると思うし、１日の中に四季があると言われているように、暑くなったり、寒くなったり、という辺が難しい。アプローチでは転がしが必要です。普段ウェッジで行く所も、パターで行く回数が増えると思います」。

エイミー・ボールデン（アマ）

エイミー・ボールデン父がプロゴルファーのボールデンは６歳から英才教育を受けて育つ。現在19歳。2012年のカーチス・カップ（米国対イギリス＆アイルランドの女子アマチーム対抗戦）では、96年以来となるイギリス＆アイルランドチームの勝利に貢献し、一躍スターとなる。今大会は、堀奈津佳も挑戦した最終予選会を通過して出場権を獲得した。

エイミー・ボールデン「ウェールズ出身で、リンクスコースのプレーには慣れています。風があるので、低い球でのショットが重要になってきますね。私のゴルフのストロングポイントは･･･、難しい質問ですね（笑）。ドライバーとパッティングですね。飛距離は245ヤードほどです。今週は１打１打に集中して、予選通過して、ローアマチュアを目指したいです。日本には行ったことはないですが、昨日は桃子と一緒にラウンドしましたよ」。

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