データで見る朴仁妃 2013全英リコー女子オープン特集ゴルフダイジェスト・オンライン

2013全英リコー女子オープン
期間：08/01～08/04 場所：セントアンドリュースオールドコース (スコットランド)

今大会の勝利でグランドスラム？

過去の米女子ツアーでは、1950年にベイブ・ザハリアスがメジャー大会３戦全勝、1974年にはサンドラ・ヘイニーが２戦全勝を成し遂げている。だが、メジャー大会が４試合になってから、これを全勝した選手はいない。

メジャー大会４連勝という意味では、ミッキー・ライトが1961年から62年にかけて、またタイガー・ウッズが00年から01年にかけて達成している。また、ボビー・ジョーンズは、1930年に全米・全英の両アマチュア大会と全米オープン、全英オープンの計４大会に勝利した。

LPGAのコミッショナー、マイケル・ワンは、朴仁妃が「全英リコー女子オープン」に優勝した場合、これをグランドスラムと言うかと聞かれ、「イエス」と答えている。もし今年からメジャー大会に昇格した「ザ・エビアン選手権」まで勝ったとしたら「スーパースラムになるだろう」。だが、“グランドスラム”を全勝という意味で捉えている人も少なくない。朴が優勝した場合、メディアがどんな定義をするかは、まだ不透明だ。

セントアンドリュースでの偉業

セントアンドリュースは、これまでも数々の歴史的偉業の舞台となってきた。ジャック・ニクラスは全英オープン３勝のうち２勝をセントアンドリュースで勝ち取り、05年にこの地での全英オープンを最後に、競技からの引退を表明した。

ボビー・ジョーンズの最初の全英オープンタイトルは、1927年のセントアンドリュース。1930年の“グランドスラム”の幕開けも、セントアンドリュースの全英アマで始まった。

ロレーナ・オチョアが初のメジャータイトルを獲得したのは、07年にセントアンドリュースで初開催となった「全英リコー女子オープン」がその舞台。果たして、今年はそれを上回るストーリーが生まれるだろうか？

メジャー大会と韓国人

朴仁妃の３連勝を含め、今大会までのメジャー大会は韓国人選手が５連勝中。08年からの23大会中で10勝で勝率43％という驚異的な数字。いうまでもなく、韓国人として初めて米メジャーを制したのは、88年に「全米女子オープン」を勝った朴セリだ。

朴仁妃がメジャー大会５連勝の可能性は？

英国のSKY BET社は、朴仁妃が今年のメジャー大会５戦全勝することに、20対１のレートを設定している。果たしてこの賭けが高いとみるか、安いとみるか？もしかしたら、今が買いのタイミングかも？

朴仁妃の今季のスタッツ

出場試合	15試合
優勝回数	6回(通算9勝)
トップ10	8回(通算45回)
獲得賞金	$2,134,844(1位)
平均パット数(パーオン時)	1.703(1位)
平均パット数(ラウンド)	28.52(1位)
平均スコア	69.519(1位)
60台でのラウンド数	31(1位)
プレーヤー・オブ・ザ・イヤーポイント	281(1位)
アンダーパーでのラウンド数	40(2位)
バーディ数	232個(2位)
パー以下のホール数	237(3位)
平均飛距離	248.093(79位)
フェアウェイヒット	74%(52位)
パーオン率	72%(19位)
サンドセーブ	57%(17位)

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