国内、アメリカ、ヨーロッパの最新ゴルフニュースやギア情報が満載！

LPGAツアーで通算8勝を挙げているポーラ・クリーマーだが、今季は2位タイが最上位。左手親指の腱鞘炎で、6月末からの2試合を途中棄権、欠場と棒に振ったが、復帰戦となった「全米女子オープン」で6位タイ、そして先週の「エビアンマスターズ」で5位タイと調子は戻りつつある。

試合に出ていなかった間に、スイングの微調整を行ったというクリーマー。「スイングがフラットになる癖があるので、よりプレーンを縦にすることと、手首を早く使うようにした」と説明する。もっとも、これはオフシーズンから取り組み続けていることで、崩れ始めたスイングを元に戻すという意味合いが強いという。

アメリカ人の期待を背負い、世界ランクナンバー1奪取を目指すクリーマーだが、ここまでメジャー大会での最上位フィニッシュは、05年の「LPGAマクドナルド選手権」の3位タイと、大舞台では結果を残しきれていない。しかし、今大会は自身が契約を結ぶリコーが冠スポンサーを務めるホステス大会。普段以上のモチベーションで臨むことは間違いない。

「厳しいコンディションの中でプレーするのは好きだし、それは私のゲームの中での強さになっている」と、リンクスコースのハードな状況に笑顔さえ見せるクリーマー。ショットの調子も良く、パットにも自信があるという万全な状態で、自身初のメジャータイトル獲得に挑戦する。

全英リコー女子オープン特集