2009/07/18全英オープン

ワトソン首位、久保谷4位!タイガー、石川は予選敗退

「全英オープン」2日目、ターンベリーGCがようやくいつもの全英らしさを覗かせた。時折冷たい雨が降り、風は1日中強く吹く。風向きは昨日とは逆方向で、灯台からクラブハウス方向に吹く風は、主にアウトではアゲンスト、インではフォローとなる。 そんな過酷な条件の中、首位タイに立ったのは9月に60歳の誕生日を迎えるトム・ワトソン。初日を2位タイで終えたワトソンだったが、この日の前半は、1番でバーディ発進したものの、4番から4連続ボギーを叩くなど苦しいゴルフとなってしまう。 しかし、9番で7.5mを沈めてバーディとすると、11番、16番でもバーディ奪取。観客席が3方を取り囲む最終18番では、18mのロング...
2009/08/11全米プロゴルフ選手権

メジャー史上最長コースにタイガー、石川らが挑む!

米国ミネソタ州にあるヘーゼルタイン・ナショナルGCで、8月13日(木)から16日(日)までの4日間、今季米国メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」が開催される。昨年は3日目が雷雨によりサスペンデットとなり、最終日に最大36ホールを消化する長丁場となったが、最後に抜け出したのはパトレイグ・ハリントン(北アイルランド)。「全英オープン」に続く、メジャー大会2連勝を達成した。 今大会、やはり最大の注目選手はタイガー・ウッズ。前週の「WGCブリヂストン招待」で2週連続優勝を飾るなど、調子は万全。今季ここまでのメジャー3試合では、6位、6位、予選落ちと不本意な成績が続いているだけに、今年最後のメジャー...
2002/08/18全米プロゴルフ選手権

J.レナードが単独首位。タイガーは5打差の4位タイ。

金曜午後6時から土曜午前6時までの12時間に3インチの降雨量を記録したヘイゼルティンナショナル。コースはすっかり水浸しになり、午前7時30分から予定されていた消化ラウンド(第2ラウンドを終了できなかった選手のみ)の再開は午前9時15分までずれ込んだ。 その消化ラウンドだが、16番ホールからの3ホールを消化した伊沢利光は18番ホールをボギーとし、トータル1オーバー、27位タイで第2ラウンドを終了。4ホールを残していた片山晋呉は16番ホールでダブルボギーを叩き、通算8オーバーで予選落ちしてしまった。一方、タイガー・ウッズは18番ホールで左のフェアウエイバンカーにつかまりながらもバーディをもぎ取り、...
2002/08/17全米プロゴルフ選手権

またしても雷雨サスペンデット。7アンダーでF.ファンクが暫定首位

全米プロ2日目は夕方から雷雲が近づき、午後6時21分にサスペンデッド。初日に引き続き第2ラウンドもその日のうちに終了することはできず、41名の選手が明日午前7時30分から残りホールを消化する。 暫定首位は、初日からトップの座を守っているフレッド・ファンク。4アンダーからスタートしたファンクは前半(バック9)で3つスコアを伸ばし、後半(フロント9)は1バーディ、1ボギー。5番ホールのティショットを打ったところでサスペンデットとなった。ファンクは飛距離は出ないものの、ショットの正確性と安定性は米ツアーで常にトップクラス。昨年のフェアウエイキープ率部門でも3位になった。ツアー5勝だが、メジャーは未勝...
2002/08/16全米プロゴルフ選手権

J.フューリック、F.ファンクが4アンダーで暫定首位タイ

全米プロは初日から天候が乱れ、スタート時間も大幅に遅れる波乱の幕開けとなった。雷雨によるサスペンデッドは午前8時38分から11時30分まで2時間52分という長時間に渡り、中断前にスタートしていたのは全52組中わずか18組。本来なら2時20分に予定されていた最終組のスタート時間は4時55分までずれ込んだ。スタート時間の狂いは、降雨によるコースコンディションの変化と合わせ、選手たちのスコアに少なからず影響を与えるだろうと予想された。 日没サスペンデッドとなった初日、暫定首位に立ったのは4アンダー68でフィニッシュしたジム・フューリックとフレッド・ファンク。10番からスタートしたフューリックは、前半...
2002/08/15全米プロゴルフ選手権

風が吹き、コースの難度がアップ!

全米プロ本戦開幕を明日に控え、ヘイゼルティンナショナルに風が吹き始めた。ミネソタ州チェスカ一帯は晴天続きでフェアウェイもグリーンも干上がり始めている。昨日、タイガーは「前週に練習ラウンドしたときとは、まるでコースコンディションが違う」と語っていたが、今日は大勢の選手の口から「昨日と今日では、コースがまるで違う」というフレーズが聞かれた。 米ツアーにおけるメンタルトレーニングの第一人者、ボブ・ロッテラいわく、「今日はたくさんのプレーヤーがこの強い風を感じ、風を恐れ始めている者も多い。風の中でのプレーが楽しめるよう彼らの精神状態をもっていくため、今日は私も大忙しです」 日本のゴルフファンの期待...
2002/03/11米国男子

壮絶なバーディ合戦を制したのは、23歳のM.クーチャーだった

初日の大雨で大幅にスケジュールが遅れた「ホンダ・クラシック」は最終日の朝から第3ラウンドの残りのラウンドが行われた。そして、ファイナルラウンドに入り、各選手さらにスコアを伸ばす展開となった。 誰が抜け出してもおかしくない混戦状態の中、後半4連続バーディを奪ったM.クーチャーが一歩抜け出した。そして、終盤くらいついていたJ.シンドラー、B.クイグリーがスコアを落としクーチャーが振り切って初優勝を飾った。 クーチャーは現在23歳。ジョージアテック大を卒業後、直ぐにプロに転向せず企業に就職した。しかし、昨年からスポンサー推薦などでツアーに参加し始めたのだ。そして9月にエア・カナダ選手権で3位タイ、テ...
2002/03/04米国男子

エルスが、タイガーの呪縛から逃げ切った

フロリダシリーズの第一弾「ジェニュイティ選手権」は、2日目に首位に立ったE.エルスが、3日目に大きくスコアを伸ばし楽勝かと思われた。しかし、エルスの天敵タイガー・ウッズが背後に迫る好ゲームとなった。 17アンダー、2位のウッズに8打差でスタートしたエルス。しかし、エルスには同じ状況で苦い過去がある。4年前のジョニー・ウォーカー・クラシック(欧州ツアー)で、8打差で迎えた最終日にスコアを伸ばせずウッズに逆転されているのだ。 その後、2000年には開幕戦のメルセデス選手権で、歴史的な死闘の末やはりウッズに負けた。そしてこの年、メモリアルトーナメント、全米オープン、全英オープンと全てウッズに敗れ2位...
2002/03/03米国男子

E.エルスが独走態勢に入った! タイガーは2位だが8打差つけられた

初日、2日目と強風が吹く中、唯一ノーボギーでラウンドしたE.エルスが11アンダーで単独首位に立ったのだが、3日目に入りさらにスコアを伸ばした。 1、2番を連続バーディでスタートしたエルスは、4番パー3でこの大会初のボギーを叩いた。しかし、5番から再びバーディラッシュ、3連続バーディで2位以下を引き離しにかかった。9番パー3で2つ目のボギーを叩いたが、11番から再び3連続バーディで17アンダーまでスコアを伸ばした。 各選手が風に悩まされ、スコアを伸ばせない状況だったが、エルスだけが面白いようにバーディを奪った。2位に8打差で最終日を迎える。 9アンダーの2位にはT.ウッズとP.ロナルドが並んだ。...
2002/02/25米国男子

ランキング62位、ツアー未勝利のサザーランドが頂点に立った

今シーズン最初のWGC(世界ゴルフ選手権)アクセンチュアマッチプレー選手権は、一昨年同様カリフォルニア州カールズバッドにあるラ・コスタ リゾート&スパで開催された。世界ランキング上位64名による1対1の真剣勝負も、いよいよ決勝戦を迎えた。5日間に渡り行われてきたのだが、この決勝戦のみ36ホールで争われる。運も必要だが、それ以上に精神力や実力が問われることになる。 このマッチプレーの場合、ランキング上位が勝ち上がるというパターンはないのだが、特に今年は波乱続きだった。1回戦でT.ウッズ、P.ミケルソン、D.デュバルのトップ3が姿を消せば、2日目以降もE.エルス、R.グーセンとバタバタ倒れ、3日目...
2002/02/24米国男子

S.マッキャロンが師匠を下し決勝に進出

今シーズン最初のワールドゴルフチャンピオンシップ「アクセンチュア マッチプレー 選手権」は4日目に入り、準々決勝、準決勝が行われた。 午前中に行われた準々決勝では、40代のP.エイジンガー、B.ファクソンが気を吐いた。 エイジンガーがB.エステスを17番ホールのバーディで突き放し2-1の勝利。ファクソンはJ.M オラサバルを20ホール目に下し、それぞれ準決勝に進んだ。世界ランキング7位でこの準々決勝に残った最年少35歳のD.トムズはK.サザーランドに3-2で敗れた。 準決勝第一組は先週のニッサンオープンで最終日最終ホールを3パットで優勝を逃したS.マッキャロンと、そのマッキャロンがツアー中でも...
2002/02/23米国男子

ガルシアもマッキャロンに敗れ、20代全滅。

大会3日目、3回戦8試合が行われた。初日から始まった波乱は2日目以降も尾を引き、誰が立ち上がってくるのか、まるで見当がつかない状況になってきた。 ワールドランキング上位10名のうち残っているのはD.トムズだけ。1回戦でT.ウッズ、P.ミケルソン、D.デュバルのトップ3が破れ、2回戦ではE.エルス、R.グーセン、V.シン、D.ラブIIIそしてC.ディマルコの5人。この3回戦でS.ガルシアが敗れたためトムズ1人になってしまった。 3回戦に進んだ選手のうち20代は、S.ガルシア(21)とN.ファスト(29)の2人だけだった。しかし、その2人が揃って敗退したため、30歳以上の選手8名が4回戦、準々決勝...
2002/02/22米国男子

E.エルス、伊沢も消えた! S.ガルシアは接戦を制し3回戦へ

世界のトッププレーヤーが繰り広げるマッチプレーは、波乱の連続。初日にT.ウッズ、P.ミケルソンらランキング最上位選手が姿を消し、会場の盛り上がりは半減したが、息詰まる接戦はトーナメントには無い独特な雰囲気をかもし出している。 日本から参加した3人のうち、唯一2回戦に進んだ伊沢利光は、J.ヒューリックと対戦し、序盤からリードを許してしまった。16番ホールを終えて1ダウンの状況、迎えた17番ドーミーホールで逆にポイントを奪われ3-1で敗退してしまった。 1回戦に比べ、2日目の2回戦は接戦が多かった。18ホールを終えてマッチイーブン。エキストラホールに突入したのが3試合。T.レーマンとE.エルスの戦...
2002/02/21米国男子

タイガーが初戦で散る、そして、デュバルもミケルソンも・・・

今シーズンのWGC(ワールドゴルフチャンピオンシップ)の初戦、世界マッチプレー選手権が開幕した。 初戦の組み合わせはランキング順に組まれ、1位のT.ウッズが64位のP.オマリーと対戦したのだが、いきなり大番狂わせが起こった。ウッズが初戦で敗退したのだ。 練習ラウンドからグリーンがデコボコで気に入らないと漏らしていたウッズだが、やはりパッティングで苦しんでしまった。序盤からリードを奪われ勢いに乗れず、15番ホールを終了して3ダウン。16番で挽回できず2-1でオマリーが大金星をあげた。 さらに、ランキング2位のP.ミケルソンはJ.クックに、3位のD.デュバルはサザーランドに敗れてしまった。 マッチ...
2002/02/20米国男子

谷口徹の昨年3位を上回か、日本から3名が出場する

WGCアクセンチュア世界マッチプレー選手権が、2月20日(水)から24日(日)までの5日間、カリフォルニア州のラ・コスタ リゾート&スパで開催される。WRC世界選手権の第1弾として行われるこの大会だが、昨年は1月第1週に行われた。 参加選手は世界ランキング上位64名に出場資格が与えられる。頂点に立つには6試合に勝ち続けなければならない。 昨年は谷口徹が丸山茂樹との日本人対決を制し、V.シンに勝って準決勝まで進んだ。そして、決勝に進むことはできなかったが、3位決定戦でE.エルスを倒す躍進を見せた。 その谷口が、先週行われたニッサンオープンで2日目に首位に立ち、最終日も優勝に絡む活躍をした。昨年を...
2002/02/18米国男子

和製タイガーが米ツアーで堂々の優勝争いを展開した!

2日目単独首位、3日目にも4ストローク伸ばし首位に1打差の単独2位になった谷口徹は、最終日はスコアを伸ばせず13アンダーで単独5位となった。順位は下げてしまったが、最後まで大会を盛り上げたひとりと言えるゴルフをした。 スタートの1番ホールでバーディを奪った谷口だが、6番パー3でこの大会2つ目のボギーを叩いた。続く7番ではバーディを奪い再び14アンダーにしたが、8番、9番と連続ボギーで首位のS.マッキャロンに差をつけられてしまった。ちょうど8番に入ったところで振りだした雨足が強くなり、谷口の距離感を狂わせてしまったのだ。 後半に入り、再び青空が広がると谷口のショットも復活してきた。ピンに絡むよう...
2002/07/08米国男子

ジェリー・ケリーが今季2勝目

ゴルフの試合でもっとも歴史のある大会が、次週スコットランドで開催される全英オープンの132回。そして、先月行われた全米オープンが102回大会を終えたところだ。そして、今週イリノイ州のコッグ・ゴルフ&カントリークラブで行われた「アドヴィル・ウェスタンオープン」が99回目の開催を迎えた。 歴史ある大会に世界ナンバーワンのタイガー・ウッズも出場を予定していたが、体調不良を理由に欠場となった。今週は全英オープンの2週前ということで、米国での最終調整をかねて出場する選手も多い。 そして、大会は日替わりでスコアを伸ばす選手が登場し、順位も大きく入れ替わった。最終的に一番上に名前を掲げたのは、1月のソニー・...
2002/06/29米国男子

グレン・ナティックが連日の6アンダーで単独首位に立った

フィールドが弱い? 大会前の米国メディアは、今大会をそう表現していた。確かに世界ランキング上位選手は少ないが、バーディラッシュの展開で好スコアが続出。予選通過は2アンダーまでという、ハイレベルな戦いになった。 初日が雷雨のため中断になり、そのままサスペンデッド。そして、2日目の朝から再開され、第2ラウンドは予定よりも1時間30分遅れてスタートした。初日に65をマークし首位タイのグレン・ナティックが、6バーディ、ノーボギーで2日連続の65でラウンドし、12アンダー単独首位に立った。 そして、1打差の11アンダーにはパット・ベーツ、ジェイ・ハースとノタ・ビゲイの3人が並んでいる。3アンダー17位か...
2002/06/24米国男子

全米オープンの雪辱を果たし、ミケルソンが2年連続優勝!

最終日の優勝争いは、8アンダー5位タイグループからスタートしたフィル・ミケルソンの浮上により、ジョナサン・ケイ、デービス・ラブ、スコット・バープランクの4名が僅差を競う展開になった。 2番と4番でバーディを奪ったミケルソンは、7番パー4でサンドウェッジで打った第2打を直接カップインさせ、イーグル。この時点でスコアを12アンダーまで伸ばし、単独トップに立った。しかし、続く8番パー3では、短いパーパットを外してボギー。後半に入ると得意のショートゲームが威力を発揮し始め、10番、13番、15番でバーディ。スコアを14アンダーまで伸ばした。 17番パー4ではグリーン右奥のカラー近くから打ったチップショ...
2002/06/23米国男子

田中5位タイ、横尾11位タイで最終日へ

ムービングデーと呼ばれる3日目、まず大きな動きを見せたのは全米オープンで惜敗したばかりのフィル・ミケルソンだった。4アンダー13位タイグループからスタートしたミケルソンは、前半6バーディを奪い、あっという間にトップへ。後半も13番でバーディを決め、11アンダーまでスコアを伸ばした。しかし、16番のパー3でティショットを池に入れ、ダブルボギー。最終ホールもボギーを叩き、今日66、通算8アンダーで5位タイにとどまっている。 TPCリバーハイランズは、先週のベスページに比べればフェアウエイは広く、ティやグリーンの高低差も少ない。とはいえ、場所によってはベスページより深いラフもあり、決して易しいとは...