1998/09/05国内女子

福嶋晃子は失速。曽秀鳳が4アンダー首位!

福嶋晃子は大きく後退した。西田智慧子もちょっと後退。かわって首位に立ったのは曽秀鳳。1勝をあげてのっている小野香子も大きく上昇。 曽秀鳳は前半を3バーディ。しかし12番で初めてのミスショットをしてしまった。「100ヤードなのに110ヤードと読み違えてしまった。このボギーで混乱してしまった」 16番17番もボギー。しかし最後の18番で4メートル弱を入れてバーディ。「久しぶりのトップで最終組です。こういう日をずっと待っていました。いつ以来? もう覚えてない。思い出せないですよ」 西田智慧子はボギーが先行した。73。「18番で最後にバーディがとれて良かった。昨日と反対に、今日は後半のグリーンより前半...
1998/08/30国内女子

3人プレーオフを制して坂上晴美 初優勝!

橋本愛子の復活はまだ早すぎたようだ。出だし3連続ボギー。混戦から抜け出すことができなかった。代わって首位に並んだのは大ベテラン日蔭温子、今季未勝利の肥後かおり、そして前半5バーディと猛烈に追い込んできたプロ3年目の若い坂上晴美。もつれこんだ3人プレーオフは4ホール目で坂上の初勝利。 坂上晴美は9番でスコアボードを見た。自分の名前がいちばん上にあるのを知った。インに入ってからも機会があるたびにボードを確認した。 「プレーオフは緊張しました。グリーンではぜんぶ入れてしまおうと思ってパットしました」という坂上。バーディパットが外れるたびに心臓が破裂しそうな気がした。「打つ瞬間は、まっしろです」 名古...
1998/08/29国内女子

首位が4人。6アンダーで大混戦!

完全な団子レースになってしまった。初日首位の橋本愛子は17番のボギーで単独首位から転落、トータル6アンダー。下から追い上げてきたベテラン永田富佐子、村井真由美、前日3位から上がってきた吉田知恵に並ばれた。首位から2打以内に7人がひしめきあうという激戦になってしまった。 橋本愛子にとって悔やまれるのは17番ロングでのボギー。「残念です。第2打がグリーン手前のバンカーまできたのに、そこからボギーにした。後悔しています。今日はボギーを叩かないようにプレーしようと思っていたのに」 明日最終日もボギーを叩かないことを目指してプレーする予定だ。「いくらバーディをとりたいと思ってもパターが入らなければダメで...
1998/08/23国内女子

小野香子、ツアー初勝利を飾る!

「頑張らなくちゃいけないんです、私は」と言っていた小野香子が、ほんとうに正念場で頑張った。プレッシャーのかかる最終組でスタート。2バーディ、1ボギーの1アンダーでホールアウトしてトータル3アンダー。ついにツアー初優勝を飾った。 「よく夢のようだといいますけど、今日はじめてその言葉の意味がわかりました」とうい小野。2日目の時点で首位に3打差は「ひょっとしたら」とは思った。しかし結果を考えず欲を出さず、いっしょうけんめいにプレーできた。最終日の13番でバーディをが入り「ひょっとしたら」がどんどん本物に近づいてきた。以後の5ホールをパーにおさめて優勝。 インターネットでも活躍している小野だが、Eメー...
1998/08/22国内女子

山崎は2位に後退、城戸富貴 単独首位へ

ぐっと涼しくなった2日目、上位の顔ぶれがおおきく変動した。初日首位の山崎千佳代はなんとか2位をキープしたが、その他はおおむね後退、かわって前日5位の城戸富貴が3アンダーをマークして単独首位の座に立った。 城戸富貴は先々週のミズノレディースを勝ったばかり。亡くなったお父さんの新盆で優勝を報告して「本当はおかしいんですけど」みんなで盛大にお祝いしたという。 「今日のショットはいいんだか悪いんだか、半分もパーオンしてないと思います」 しかしティショットがなんとかフェアウェイをキープしてくれているのでスコアが作れた。このコースはラフに入るとホールが極端に長く感じてしまうという。 一歩後退の山崎千佳代は...
1998/08/21国内女子

山崎千佳代、4アンダー単独首位

30度を越える暑さの初日。リードを奪ったのは山崎千佳代。2位グループには高村博美、高村亜紀、井上陽子と強豪が顔をそろえた。 山崎千佳代は5バーディ、1ボギー。「上出来です。グリーンは小さいし野芝のラフなのでコースは難しいです」と山崎。オフに胃をこわして普段は65~66キロの体重が54キロまで落ちた。スマートになったのはいいが、飛距離がでない。ようやく59キロまで回復して「春先よりは飛ぶようになってきました」 特に飛ばしたいという意識はない。しかし飛距離はやはり平均したものであってほしいのだという。去年1勝してからまたちょっと不調だが、米ツアーに挑戦したいという気持ちはまだ捨てていない。「まだ気...
1998/08/16国内女子

入江由香、大会2連勝を飾る

リードをもってスタートした最終日、入江由香が更にスコアを2ストロート伸ばして逃げきった。これで大会2年連続優勝。原田香里、服部道子、福嶋晃子の強豪トリオもよく追撃したが、インに入ってからの入江の逃げ足には追いつけなかった。 入江由香は前半を2バーディ、3ボキー。一時は1打差にまで詰め寄られた。「ピンに絡めよう絡めようとしすぎていた。スウィングが小さくなっていた」と気がついてから、立ち直った。インに入ってからはボギーなしの3バーディ。危なげなく逃げきった。 「一発屋の入江では終わりたくない。次の試合でもまた入江が上にいると思ってもらえるように頑張りたい」という。 崩れかかって、それを立て直して、...
1998/08/15国内女子

入江由香、独走の10アンダー

2日目は朝からの濃霧のため10時55分まで中断となった。約3時間のブランク。全国的な天候不順がトーナメントにも影響を及ぼしている。 7バーディ、2ボギーと中盤を疾走したのは入江由香。長く続いた不調もようやくここ数週、上向きになっている。 「バーディが先行していたのでなんとか一つでも凹ましたかった。ハーフターン時点で2位に3打差をつけていた。でも楽な回転になるためにはもう2つは欲しいと思った」という入江。 必死だった。パットの調子がいいうちに貯金をためておきたい。そのためにはショットをなんとかピンに絡めたい。そうした貪欲な思いに応えて後半のインコースではドカドカと4つもバーディが入ってくれた。 ...
1998/08/14国内女子

首位は小野香子、原田香里。福嶋は11位タイ。

8月14日から始まったNEC軽井沢72ゴルフトーナメント。初日は小野香子が34.32=66。また原田香里も33.33=66として首位に立った。ホステスプロとして注目の福嶋晃子はアウト33ながらインを37として70。首位と4打差の11位タイに甘んじている。 福嶋晃子と同じ組でスタートの小野香子は、「なんとかアプローチ・パターで切り抜けられた」という。今年1月よりトレーナーについて筋力トレーニングと運動生理学を学んだ賜物か、今日は自己ベストの66だった。これまでの結果があまり芳しくなく「どうにでもなれと言う気持ち」だと語るが、開き直りが功を奏したようだ。 一方同じく首位の原田香里は自分に80点をつ...
1998/08/09国内女子

城戸富貴、独走で3年ぶりのV!

前日首位の城戸富貴が最終日もスコアを伸ばして6打差と危なげない逃げきりの勝利を飾った。95年のカトキチクィーンズ以来のツアー優勝。 「15番でボードを見たとき私が6アンダー、前の組の李英美が1アンダーとなってた。本当だろうかと不安で15番は必死になってしまいました」という城戸富貴。その15番をバーディとしてトータル7アンダーにまで伸ばした。 「最終組の3人の中でショットはいちばん悪かった。ひっちゃかめっちゃか。振れていないし、飛んでいないし、今日は長い1日でした」 男子トーナメントでは片山晋呉が母とだきあったが、城戸富貴も応援にかけつけていた母と抱き合った。城戸の場合も父が昨年亡くなっている。...
1998/08/08国内女子

城戸富貴、スコアを伸ばして単独首位に!

3日目、城戸富貴が3アンダーとスコアを伸ばして単独首位に立った。中野晶、我妻こずえなど昨日上位の選手もほぼそのままぴったり付けている。 城戸富貴は小林浩美、島袋美幸などと同期のプロ入。93年に2勝、95年にも1勝。しかし以来ぱったりと優勝がない。実力はあるのになかなかチャンスに恵まれていない36歳だ。今週は久しぶりに優勝に王手をかけた。 今年自信をつけている中野晶は出だし1番をボギースタート。すぐ2番で1メートルにつけて取り返したものの、結局4バーディ、4ボギーと疲れるラウンドとなった。「今日は60点~70点ぐらいのゴルフ。ライの状況判断やクラブ選択で失敗している。城戸さんは調子がよさそうだか...
1998/08/07国内女子

首位交代。中野晶、城戸富貴が浮上!

またも雷に見舞われた2日目。初日トップの松沢知加子は75と崩れて後退した。入江由香も74を叩いて少し後退。「アイアン絶好調」だったはずの我妻こずえもやはり74。初日の首位グループが全員沈み、代わって今季すでに1勝と好調の中野晶、そして城戸富貴が上がってきた。 中野晶は17番18番を連続ボギー。惜しかった。「積極的にはプレーできたが、こういう結果になってしまった。でもまだ2日間終わっただけです。自分がわかるミスをしているのだから、まだしもです」 我妻こずえは上がりの8番9番をボギー。「ダメ。下手ですね。雨で中断になったあといきなりボギー。ティショットのランがなくなって、思うようなライでセカンドシ...
1998/08/06国内女子

松沢知加子ら3人が3アンダー首位!

8月6日から4日間の日程で開催のミズノレディースゴルフトーナメント。今年から4日間競技となったものだが。この暑い中、いかに体力と集中力を維持できるかが勝負の分かれ目になると予想されていた。しかし初日は意外な(?)雷雨による中断。木曜へのサスペンデットかと思われたが午後7時35分、かろうじて全組がホールアウトした。 中断前、一時は入江由香がスコアを伸ばしたものの最終的には7バーディ、4ボギーと荒れて3アンダー。我妻こずえ、松沢知加子も3アンダーとしている。 松沢知加子はイーグル入りの69。60台のスコアは今年初めてだ。「グリーンは読むと入りません」という。私生活では「あまりガマンをしない方」だが...
1998/08/02国内女子

福嶋晃子、ついに今季初勝利を飾る!

決して完璧というラウンドではなかった。しかし貯金を3つ増やしての8アンダー。M.マクガイヤを抑え、具玉姫を1打かわして福嶋晃子が嬉しいV。ディフェンディングチャンピオンとしての面目も保ったし、これから盛夏、秋にかけての手応えもしっかりつかんだ。 福嶋は1番2番でバーディと幸先の良い出足。5番でもバーディとした。トータルでは5バーディ、2ボギー。「やっと優勝できたという感じです。調子が良かったらもっと坦々とプレーできたんでしょうけど、今日はあっち行ったりこっち行ったりのゴルフだったもんですから・・」 調子がよくなかったため、かえって慎重に集中してプレーできたのだという。「今回の優勝はいままでとぜ...
1998/08/01国内女子

マクガイヤ首位。福嶋晃子は依然 1差の2位!

首位が交代した。石黒にかわってこんどは堅実プレーが身上のM.マクガイヤ。起伏のあるコース、ラフの深いコースにはめっぽう強い選手だ。昨年の優勝者福嶋晃子は70とまずまずのプレーで依然 2位。明日が勝負になりそうだ。 M.マクガイヤは4バーディ、1ボギー。とくに前半は33と突っ走った。「暑くて後半になって疲れが出てしまった。明日は福嶋さんと回れるし、ギャラリーも多く見てくれるので楽しみです。パットの調子が明日も続いてくれるといいのですが」 福嶋晃子も決して悪くはないゴルフだった。「いいパットをしているのだけど、入らない。続けていればいつかは入るだろうと思いながらやっていた」という。コースとの相性は...
1998/07/26国内女子

中野晶、猛追の逆転V!

磐石かと思われたP.ハーストが思わぬ74と崩れ、アイアンの冴えを見せた中野晶が67と逆転。2年ぶりの優勝を遂げた。これでツアー6勝。 中野はアウトで2バーディ、1ボギー。インに入ってからは5バーディ、1ボギーと走り続けた。本来のアイアンの切れが完全復調。バーディはほとんどが2メートル内外にぴったり付けてのもので危なげなく逆転、そして逃げきった。 「午前中は差をつめていったところで8番でピンチ。もうほとんどダボというところでした。このパットが入らなかったら、またイメージが狂ってくるんだろうなと思っていました」 その瀬戸際の3メートルを決めてボギーセーブ。まだ頑張れる、という気持ちになれた。そして...
1998/07/25国内女子

P.ハーストが抜け出して6アンダー首位!

スコアが伸び悩んで初日の混戦模様からスルリと抜け出したのはパット・ハースト。前半はおとなしいラウンドだったが、インに入ってからは4連続バーディをふくむ4アンダー。2位に3打差をつけて単独首位の座に立った。 「後半はウェッジでセカンドを打つようなイージーホールがたくさんあったので、バーディを多く取ることができた」というハースト。10番、13番、14番ではティショットに3Wを使ったし、11番は5Wで打った。「ドライバーを使わないで自分の得意な距離を残すようにプレーした。距離のマネージメントがうまくできたと思う」 ハーストの母キヨコさんは日本で生まれ育った。「日本は第二の故郷です。祖先がいる日本でプ...
1998/07/24国内女子

中野、野呂など5人が並ぶ大混戦!

雨の影響もあってかスコアが伸びず、2アンダーに5人が並ぶ混戦となった。このところ上位に顔を出している中野晶、そして野呂奈津子、木村敏美などなどがひしめきしった。 中野晶は風邪をひいて体調不十分。「試合を休んでいると風邪をひく。自分は試合にでるのが好きで、出場しながら体調が良くなっていくタイプなもんですから」 野呂奈津子は、実はプロアマの表彰式で大会のイメージソングを歌ったのだという。「ドキドキして汗をびっしょりかいてしまいました。ずっと車の中で練習していたんですけど・・」 今日の結果は「ま、1日目ですから」とあっさり言った。 ちなみに懐かしの(?)ローラ・ボー。ダボが4ホールもあるなかなか辛い...
1998/07/12国内女子

新鋭・大場美智恵、ツアー初勝利!

上位陣が総崩れの様相になった最終日。はるか下から66をマークした25歳、大場美智恵が8打差をひっくりかえすレコード更新の大逆転優勝を遂げた。 「足の形だけは朴セリに似ている。自慢です」という大場。初日は3アンダーで発進したが2日目を75。「練習場でスウィングチェックしました。今日はそのチェックポイントを考えながらのラウンドでした」 結果はボギーなしの66。自己ベストのスコアとなった。試合でもプライベートでも最高は68でしかなかったのに、大切な最終日に2打も更新することができた。 「何度もカベにぶつかって、ゴルフに向いてないんじゃないかと思いました。でも応援してくれた人たちを裏切りたくない。目標...
1998/07/11国内女子

高又順、スコアを伸ばして3差の疾走

降ったり曇ったりの2日目、初日首位の高又順がスコアをさらに2つ伸ばしてトータル8アンダー。2位グループに3打の差をつけている。 高又順はアウトでボギーなしの4バーディ。独走態勢かと思われたがインに入って調子を崩した。「後半、1メートル半のバーディパットを外してしまってからおかしくなってしまった」という。16番ロングでは「バーディをとれば2位に5打差で楽になる」という思いが脳裏をかすめた。その邪念がミスを引き起し、思わぬ17番でもボギー。 「明日はまわりを気にせずプレーしたい。できたら2アンダーくらい。アウトで稼いでインをリラックスしてまわりたいですね」 まだ若い不動裕理が5バーディ、2ボギーの...