1999/08/13国内女子

新井敬子6アンダー。福嶋晃子は33位発進

長野県で行われた、NEC軽井沢72ゴルフトーナメントは悪天候のため進行が大幅に遅れたが、なんとか全員ホールアウトした。首位は新井敬子6アンダー、続く2位には坂上晴美・村田理恵・具玉姫・金愛淑・韓熙圓と日韓入り乱れた団子グループ。 昨年は初日をパープレーとしたものの2日目に9オーバーで予選落ちしている新井敬子。今年は、6バーディ、ボギーなしで34・32の自己ベスト66をマーク。初日を首位発進と好調なすべりだしとした。「自分としては100点です」と満点をつけた。 「ティーチングプロのの増田さん見てもらっています。5年10年通用するスウィング作りを目指しているので、今日の結果はそういう意味で嬉しい」...
1999/08/01国内女子

中野晶、逃げきってツアー7勝目

暑かった。風が強かった。最終日もスコアが伸びなかった。最高スコアでも71。伸ばすというよりいかに崩れないか、まるで全米オープンか全英オープンのミニチュア版のような展開だ。 西塚美希世も森口祐子も日吉久美子も2オーバーへ後退した。服部道子も具玉姫も伸びなかった。ガマン較べはイーブンパーのラウンドをした中野 晶の勝ち。昨年に続いて通算ツアー7勝目だ。 中野晶は4番でボギー先行。ちょっとイヤな雰囲気だった。7番でバーディとして元に戻し、471ヤードの10番ロングは7Wで乗せて2パットのバーディ。幸いなことに追いかけて来る選手がいなかったため、17番のボギーも致命傷にはならなかった。 「本当にしんどか...
1999/07/31国内女子

上下変動。中野晶が単独首位に

2日目。スコアは伸び悩んだ。上が下に、下が上にのかき混ぜ現象が起き、浮かび上がってきたのは前日11位の中野晶。西塚美希世は初日21位からの上昇だ。 中野晶は5番6番、9番10番とバーディ。12番の3パットで初ボギーとしたが14番で取り戻し15番でティショットをラフに入れて寄らず入らずのボギー。結局5バーディ、2ボギーでスコアを3つ伸ばした。 今週からパターを昔のものに替えた。「気分転換です。でも昔に使っていたパターだったので、安心して打つことができました」 長いパットがけっこう入ってくれたという。「このコースはコースマネジメントが大事ですね。素振りでも決してルーズにしないで、実際に打つときのよ...
1999/07/30国内女子

大場首位。服部、日吉もタイ

曇り空とはいえ、30度を越す気温の中行われたゴルフ5レディス。初日、2アンダートップに並んだのは大場美智恵・服部道子・日吉久美子の3人。1打差4位には入江由香・久保樹乃ら7人がひしめき合う。見事な団子状態レースとなった。 「ずっと調子を落としていたので良いスコアで初日を迎えるのは久しぶり」今季に入ってから不調が続いていた服部道子。ダイキンオーキッドで4位、ブリヂストンレディス5位と決してどん底というわけではなかったが、久々に賞金女王が戻ってきたといった感じがする。 「去年より雨の関係かグリーンが重く感じられる」5バーディ、3ボギーとした服部は「前半のパットは届かなかったが、後半やっとタッチが合...
1999/07/25国内女子

猛暑の最終日、大逆転

暑かった。風も強く吹いた。前日の上がりホールを信じられないボギー、ダボで終えた坂上晴美が、そのまま最終日もまさかの81(39-42)で派手に41位まで転落してしまった。 上がってきたのはやはりベテラン選手。高村亜紀、服部道子、村口史子などが浮上してきたが、今季1勝の大ベテラン安井純子がつっ走って6アンダーの優勝。ソレンスタムも調子を崩す意外な展開だった。 安井純子はずーっとおとなしいラウンドだった。9番でようやく初バーディ。と思ったら10番で3Wのセカンドがグリーンをとらえてのイーグル。11番でボギーが出たものの13番16番でバーディ。結局この日は68。 「6位からのスタートだったし、優...
1999/07/24国内女子

首位は坂上。ソレンスタム追い上げ

快晴・酷暑・強風の住友VISA太平洋クラブレディース2日目。初日66をマークした坂上晴美だが終盤に苦戦して74。かうじて首位を保った。下から追い込んできたのは予想どおりアニカ・ソレンスタム。今季絶好調の村口史子もジワッと上がってきた。 坂上晴美の前半は3バーディ、1ボギーと順調そのもの。独走の雰囲気すらただよいはじめていた。しかし13番をボギー。17番もボギー。そして18番をダボ。 「くやしい!」が第一声だった。「2ホールで7つもパターを打っちゃった。18番なんてファーストパットが10m? 10ヤードくらいあったかな。そこから4つ。風でボールも動きそうだし体も動きそうだしで、あれよあれよと...
1999/07/23国内女子

坂上晴美が単独トップ

住友VISA太平洋クラブレディース初日は、66をマークした坂上晴美がトップ。1打差2位に高村亜紀、3位には柴田綾子・西田智慧子・武田久子が続く。 坂上は6バーディ、ノーボギーでトーナメント自己ベストの66をマークした。しかし「好スコアの原因が分からない」という。ここ数日よく眠れない、食欲がでないとか。「ダイエットしているわけではないし、夜中に遊んでるわけでもないんですよ」 昨年のこの時期は五洋建設で初優勝し67の自己ベストを出していた。毎年この季節、暑くなりだすと調子が上がってくる。今日は32度を軽く越える暑さ。「初めは体が持つかな?と心配だったけど、ここに来て欲が出てきた」暑くて風のないこん...
1999/07/11国内女子

木村敏美、3年ぶりの優勝

東洋水産最終日、木村敏美が3年ぶり、通算6勝目を挙げた。初日からトップをキープしていた黄玉珍は1オーバー73と崩れ2位。森口祐子・米山みどりが4アンダーで3位とした。 5バーディ、2アンダーで3伸ばした木村敏美が久しぶりの優勝。3年前の東鳩レディス以来である。「10・11番をボギーにした時はこれでまた70を切れない。帳尻があっちゃったな」と思ったという。しかし終わってみれば今年初、60台のスコアも出せた。前日3アンダー2位からスタートした木村は朝から冷静だった。「優勝しようとは思っていなかった。ボギーを打たない。狙えるところは入れていくという気持ちでプレーしてました。」 今まで雨天の中での優勝...
1999/07/10国内女子

黄玉珍6アンダー単独トップ

東洋水産2日目。6アンダー黄玉珍がトップに残った。2位グループには石黒裕季子・木村敏美が並ぶ。前日トップの曽秀鳳は1アンダー7位に後退。 昨日に引き続き首位をキープした黄玉珍は、35・33で4つ貯金を増やして2位に3打差をつけ独走状態となった。黄玉珍はアマチュア時代、日本女子オープンで92年94年と二度のベストアマ経験がある。自国・台湾では「ト阿玉以来の大器」と期待されていた。「将来の夢は米ツアー。99年はその足がかりを早くつかみたいので頑張ります」と語っていたが、今回がその足がかりとなるか。 前日2オーバー26位からスタートした石黒裕季子は、この日6バーディ、1ボギーで一気に浮上してきた。昨...
1999/07/09国内女子

黄玉珍、曽秀鳳の台湾勢が初日首位

北海道で行われた東洋水産レディス。初日にリードを決めたのは台湾勢。黄玉珍・曽秀鳳が2アンダー首位タイに並んだ。その後を1打差の中野 晶・木村敏美ら4人が追いかけている。 韓国選手が活躍しているのは男子ツアーだが、女子ツアーでは台湾選手が活躍している。 「難しかった。風が強いだけでなく、コース全体を回っているようだった」とは曽秀鳳。アゲインストの風のホールではすべてパンチショットにした。台湾と違って地面の硬くない日本のコースは転がらない。距離カンに苦しんだが、結局4バーディ2ボギーで70をマーク。明日は「とにかく高いボールは打たない。自分の調子を崩さないようにプレーするだけ」 風に強いといわれる...
1999/06/27日本女子オープンゴルフ選手権競技

独走村井、プレッシャーと闘った公式戦V

降りしきる雨と風の最終日。初日から走り続けた村井真由美は最後まで危なげなかった。下から黄玉珍が迫ってはいたものの、まったく問題なく余裕の優勝・・のはずだったが16番でボギー。そしてボギーでもダボでも勝利確実の大詰め18番。最後の最後でボギーパットも外し、必至でダボパットをねじ込むというハラハラする優勝になってしまった。 しかし1打差でも優勝は優勝。プロなら誰もが憧れる公式戦のV。緊張の糸が切れた村井の涙はいつまでも止まらなかった。 実際、村井真由美はプレッシャーに押しつぶされそうだった。「昨朝から食事がのどを通らないんです。飲み物はいいんだけど、食べるものだとダメ。こんなビビリながらの緊張、初...
1999/06/26日本女子オープンゴルフ選手権競技

村井崩れず。2位米山に4打差の独走!

第3ラウンド村井真由美はスコアを伸ばすことができなかった。しかし追うべき選手たちが追い込めない。前日5位の新人・米山みどりが2位に上がってきた。注目のアマチュア大山志保は75として11位に後退。 村井真由美は3番でボギー先行。13番で取り返した。相性のいい16番ショートはまたバーディ。「ついてます。ライン、よくわからないから、あんまり決めずに打ったんですけど・・」 今日はアイアンが決まらなかった。「セカンド、下手やなーと自分でも思いました。でも終わってみたら72のパープレーです。そんなにゼイタク言ってられません」 米山みどりは4バーディ、1ボギーと伸ばした。「何がいいんだか、よく分からないんで...
1999/06/25日本女子オープンゴルフ選手権競技

村井独走。2位にアマチュア大山志保!

第2ラウンドは、村井真由美が1つ伸ばし7アンダーで首位を堅持している。追うのはアマチュア出場の2アンダー大山志保。3位には1アンダーで高村博美・久保樹乃の二人。 2日目、昨日の貯金にさらに1つ足した村井真由美が5打差と引き離した。この日村井は前半の7番・8番を連続ボギーとした。しかし後半は初日にダブルボギーを叩いた10番ホールからいきなりバーディ。「昨日の仕返しができました」結局合計4バーディを決めてトータル7アンダーとした。 今日は朝4時過ぎに起きた。「ボーっとしていたせいか、あまりプレッシャーは感じませんでした」しかし8番ホールを終えて2ボギー。「ヤバイ!」と思いながらもなるべく考えないよ...
1999/06/24日本女子オープンゴルフ選手権競技

初日は村井真由美がダントツ首位

初日は村井真由美が6アンダー66をマークしてトップに躍り出た。2位の野呂奈津子・川波由利に4打の差をつけ独走状態。高村博美・久保樹乃らアマチュアを2人含む4位グループには8人が並んだ。 難コースに加え悪天候だった初日になんと66のスコアをマークした村井真由美。「偶然です。でもラッキーです」それ以外はいいようがないという。5番ホールの85ヤードをSWでチップインでイーグル、14番からの3連続バーディを沈めてトータル6バーディ、ダブルボギーがあったものの他を大きく引き離した。 4つのロングホールだけで4アンダー。「パー5はフェアウェイにいってくれるような攻め方をしたつもりですが」 パープレーで回る...
1999/06/20国内女子

2週連続優勝だ! 肥後かおり

混戦が予想された最終日だったが、予想以上に上位が崩れた。城戸富貴は77を叩いて一気に9位へ転落。本山裕子も77としてこちらは13位へ。ものすごいプレーをしたというわけでもなかったが、気がついたら肥後かおりしか残っていなかった・・・そんな締めくくりだった。肥後はアウトで貯金を2つ増やしたものの後半はちょっと停滞。なんとかこらえての1アンダープレー。村口史子に続く今季2人目の2週連続優勝を飾った。 いかにも最初から逆転優勝を狙ってスタートしたように見える肥後だが「狙って勝てるってことはないです。ホントにビックリしてます」と言う。決して調子がいいとは思っていないし、それだけに優勝を意識しすぎることも...
1999/06/19国内女子

ベテラン、中堅の大混戦

雨の2日目。肥後かおりが思いのほか伸びなかった。上位がのきなみスコアを崩した。それぞれのレベルに応じて上が後退し、下が浮上する。たとえれば、きれいにカードがシャッフルされてしまったような形。結果的にベテラン、中堅、力のある選手が上澄みに居残った。とりあえず首位は城戸富貴。明日は大混戦必至だろう。 首位に立った城戸富貴は6バーディをとったものの1ボギー、1ダボ。「前半はヒッカケ。後半、お腹がすいてきたら右へ飛ぶ。今日は調子いいんだか悪いんだか、わからない」 「とにかく予選通過と思ってプレーしていたら3番でバーディ。それで欲を出し始めたら5番でダボ。やっぱり謙虚にいかないと、と考え直したらまたバー...
1999/06/18国内女子

おっと! 今週も肥後かおり

岐阜県で行われた、アピタ・サークル・Kは今年からの新規開催競技だ。初日は肥後かおりが4アンダートップ。2位に鈴木香織。2アンダー3位は岡本綾子・村井真由美・山岡明美・井上真由美がいる。 先週のサントリーレディスを優勝した肥後かおり。4バーディ、ボギーなしで68をマークし、いい波に乗っている。本人は「先週より今週の方が調子がいい」といっているからこのまま他を引き離して逃げ切り、ということもあるかもしれない。前回は首位を3日間通し抜いたが「2週連続Vの色気を出すより、明日まではショットのたて直しが先決。色気はその後」と。今回はどのような展開になるのか。 この日の肥後は、バーディをすべて1ピン以内に...
1999/06/13国内女子

肥後かおり今季初優勝

曇り空の中行われたサントリーレディス最終日。プレーオフを制して勝利したのは肥後かおり。2位は入江由香。3位に塩谷育代・シンソーラ・城戸富貴が並んだ。 18ホール終わるギリギリまでは入江がトップを走っていたが、最後の最後18番ホールで肥後がバーディを取りこれでプレーオフ。共にパー・パー・バーディと続き、4ホール目で入江がボギーと落としたところでようやく決着がついた。肥後はこれで通算8勝目を挙げた。 前日首位でスタートした肥後は、2バーディ、2ボギーでパープレー。ずっとショットの調子が悪かったため「今日は由香だなと思ってプレーしていました」 ところが、最終18番ホールの2打目、バックスピンの掛かっ...
1999/06/12国内女子

肥後かおり、シンソーラがトップタイ

第2ラウンドは、前日2位スタートのシンソーラが首位に浮上し肥後かおりと並んだ。トータル10アンダーとし、後続の入江由香・城戸富美・韓熙圓に2打差をつけた。 6バーディ、3ボギーの肥後かおりは、アウトからのスタート。出だしは2番ホールから2連続バーディを取ったものの、その後5番で連続ボギー。しかし後半12番ホールでは「自分の読み通り」打ち、バーディを沈め波に乗った。最終ホールもバーディで締めくくり69とした。「おいしい上がりでしたね」 肥後にとってほとんどのロングホールは届く距離。今日はロングホールすべてでバーディを取った。「ロングはプレーしていて楽しいです」「チョット調子に乗ったら悪いところも...
1999/06/06国内女子

高村博美、逃げきりのV

暑かった。風が強かった。スコアが伸び悩んだ。イーブン付近でプレーすれば御の字という印象の最終日、しっかりパープレーでホールアウトしたベテラン高村博美が余裕の逃げきり勝利を飾った。高村はこれが94年以来5年ぶり、8回目のツアー優勝となった。 高村博美は出だし2番で3パットのボギー。3番で取り戻したが4番でまたボギー。あまりいい雰囲気ではなかった。しかし周囲はいっそう伸び悩み、結果的にはあせることなく18ホールをプレーできた。 「こんな日がまたくるとは・・」と大ベテランが感極まった。「夢のようです。先週は安井さんが優勝。いつも一緒に練習している仲です。安井さんが勝ったんなら自分だってという気持が優...