2打差を逆転して昨年大会を制したH.メイハン（Matt Sullivan /Getty Images）

米国男子ツアー「シェル・ヒューストンオープン」が28日（木）から4日間、ヒューストン国際空港近郊のレッドストーンGCで行われる。1月の開幕からツアーはハワイ、本土西海岸、そしてフロリダ州と転戦し、テキサス州に戦いの場を移す。次週サンアントニオで開催の「バレロ・テキサスオープン」を経て、メジャー初戦「マスターズ」を迎える。

昨年大会は最終日にルイ・ウーストハイゼン（南アフリカ）を2打差から追ったハンター・メイハンが逆転優勝を飾った。しかしこのツアー通算5勝目以降は、勝利に見放されているメイハン。それでも今季は2月の「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」でマット・クーチャーに敗れて連覇は逃したものの、準優勝の成績を収めており、相性の良いトーナメントで勢いをつけたい。

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そしてロリー・マキロイ（北アイルランド）が「WGCキャデラック選手権」以来3戦ぶりに登場する。「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で今季3勝目をマークしたタイガー・ウッズに世界ランキング1位の座を奪われた直後の一戦。トーナメントの主役となるだろう。

フィル・ミケルソンは2011年大会の王者。前週はブラント・スネデカーとともに予選落ちに終わったが、実力者に変わりはない。なお、今大会終了時の世界ランキング50位以内のプレーヤーには「マスターズ」出場権が付与されるだけに、ボーダーライン上の選手には大きな重圧もかかりそうだ。

そして石川遼は5週連続でツアーに出場。多くの選手同様、メジャー初戦前、最後の出場試合となる。ショットに復調の兆しを見せているが、初めて訪れるコースでの戦いとあって、事前練習の重要性は普段以上に大きくなる。

【主な出場予定選手】
H.メイハン、K.ブラッドリー、B.ハース、石川遼、ドンファン、R.マキロイ、P.ミケルソン、L.ウーストハイゼン、B.スネデカー、S.ストリッカー、N.ワトニー、L.ウェストウッドほか