年に1度の全4日間攻撃的ゴルフ解禁!
2002/07/31 09:00
米国男子ツアー「ジ・インターナショナル」が、コロラド州キャッスルロックにあるキャッスルパインズGCにて、8月1日から4日まで開催される。
この大会は通常のストロークプレーではなく、ステーブルフォードポイント方式が採用されており、イーグルは5点、バーディは2点、パーは0点、ボギーは-1点、ダブルボギー以上叩いた場合には一律-3点と、その合計点数を競う競技となっている。この方式では、減点が少なく、加点が多いので攻撃的な展開が勝利に結びつく。いつもは予選ラウンドを保守的にプレーする選手でも、この時ばかりは初日からピンをデッドに狙うため、ミラクルショットが多く見られるはずだ。
昨年は、トム・パーニスJr.が4日間合計34点を挙げ、99年ビュイックオープン以来となるツアー2勝目をマーク。この勝利によりゲットした72万ドルを合わせて、ツアー入り初となるシーズン獲得賞金額100万ドル突破を達成した。
日本からは横尾要と田中秀道の2人が参戦予定。横尾要はこの試合形式が得意であり、日本でも同じフォーマットで行われているアコムインターナショナルで勝利したことがある。昨年も1試合平均バーディ数が3.86でツアー35位と、攻撃的ゴルフはお手のもの。今大会をステップボードにできるか楽しみだ。
過去の優勝者には、グレッグ・ノーマン、デービス・ラブIII、ホセ・マリア・オラサバル、フィル・ミケルソン、ビジェイ・シン、アーニー・エルスなど、ストロークプレーに強さを発揮する一流が名を連ねているが、やはり攻撃ゴルフが持ち味の選手ばかりだ。田中と横尾のアグレッシブプレーに期待したい。