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藤田寛之は「日本一やさしい球さばき」

「週刊ゴルフダイジェスト」(2012年11月20日号)より

日本の男子ツアーもあと4戦。賞金額が高いビッグトーナメントが続くだけに、賞金王争いはますます激化することが予想される。目下トップを走るのは、藤田寛之。今季ここまで3勝を挙げただけでなく、予選落ちは少なく、上位で戦うことが多い安定ぶりが、現在の成績につながっている。

ツアープロの中では小柄なだけに、圧倒的な飛距離でアドバンテージを得ることは難しく、アイアンの精度、さらには正確性の高いアプローチとパットでしぶとくパーを拾いながら粘っていくスタイル。部門別データのパーキープ率87.48%という数字が、それを物語っている。これが支えとなっているから、ショットと小技が噛み合ったときの藤田はバーディを量産できるのだ。

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しかし、藤田のアプローチは実にシンプルだ。「週刊ゴルフダイジェスト」11月20日号の巻頭ページで、藤田の師匠である芹澤信雄が語っている。

「藤田の考え方はとてもシンプル。ボールを必要以上に高く上げず、低めに打ち出してピンの手前から転がしていくのが、彼のアプローチの基本です」

プロだから様々な技術は持っている。しかし、もっともミスの危険が少なく、やさしく寄せられる方法を実践していることが、確実なパーキープにつながっているわけだ。

さらに芹澤は、「難しいライでも、リズムがいつも変わらないのが強み」だと解説している。シンプルでリピータブルなスタイルを貫いているからこそ、勝負の場面でも冷静に狙っていける。結果「しっかり寄せてパー」を上回るチップインバーディなどにもつながっているのだろう。

ツアープレーヤーに転向して約20年、43歳の円熟した“技”を持った男が、いよいよ日本ツアーの頂点へ。視界は良好だ。

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