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A.スコット、独走しての優勝、そして世界ランク1位となれるか?

2014/03/22 14:18

アーノルド・パーマーインビテーショナル」2日目までを見れば、アダム・スコットは世界でベストプレーヤーとして見られるだろう。

今後2日間の結果次第では、現実に世界一となるかもしれない。

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スコットは大会2日目までに記録されたコースレコードに並ぶ「130」の通算14アンダーに到達。同記録は1981年にトム・ワトソンとアンディ・ビーンが打ちたてたもの。また、2日目を終えた時点で2位と7打差という数字は、大会史上最高。ポール・エイジンガーが1988年に、そしてタイガー・ウッズが2000年に記録した4打差がこれまでの最高スコア差で、両者共に優勝を飾った。

強風が吹き、出場選手の平均スコアが約1.5オーバーというコンディションの中、スコットは9番から16番までに5バーディとしてスコアを伸ばし、「68」の4アンダーでフィニッシュ。

7打差の2位にはJ.B.ホームズ、チェソン・ハドリー、フランチェスコ・モリナリが並び、5位タイには、この日最高の「67」を記録したキーガン・ブラッドリーの他、ブラント・スネデカーら5選手が通算6アンダーで並んだ。

スコットは「まだ折り返し地点に過ぎない。残り2日で7打差というのは十分なリードではないからね。“十分な差”というのは無いんじゃないかな」と語った。

「フレッシュな状態で1日を迎えて、残り36ホールで良いプレーをすること、そして2日後のリーダーボードの一番上に名前があるようにすることが、自分にとってのチャレンジだね」。

もしこのままスコットが優勝すれば、世界ランキング1位になる公算が大きい。現在世界ランク1位のタイガー・ウッズは腰痛の為に今大会を欠場した。今大会以降はスコットもウッズも、3週間後の「マスターズ」まで試合に出場しない予定となっている。

そしてスコットにとっては、昨年11月にオーストラリアで開催された「オーストラリアンPGA選手権」、「タリスカーマスターズ」で2週続けて優勝して以来の勝利となる。

「昨年末にオーストラリアでプレーした時の感覚に近いものがあるね。あの時は、各コースでフェアウェイとグリーンに乗せることだけに集中していた。それで着実に優勝に近づいた。これから数日間も今の感覚をキープしたい。それが出来れば、良い状態になると思うから」。

K.ナがファンに野次られる

先週スロープレーで批判を受けたケビン・ナは、ベイヒルでの「アーノルド・パーマーインビテーショナル」2日目、プレー中にファンから野次を飛ばされた。

10番ホールからスタートしたナは、フェアウェイ上で競技委員のマーク・ラッセルを呼び、野次について相談した。ラッセルは、「彼は試合とは無関係な野次を受けていた。それで警備員を増員してセキュリティを強化した」と説明。

ラウンド後のインタビューを断ったナは、「長い1日だった。一緒にプレーした選手が自分を守ってくれた」というコメントを出した。

同組だったスコット・スターリングスは、「(野次られたのは)13番のフェアウェイ真ん中あたりで彼がショットに入ろうとした時。それでも彼は1日を通して上手く対処していたと思う」と、ナを擁護。

ライアン・ムーアも同様に、「彼がショットを打とうとした時、グリーンの方にいた誰かが彼に向かって叫んでいた。あんなことは経験したくないもの。ゴルフ観戦に相応しくない行為だ」と話した。

2日目を「71」の1アンダーとしたナは、通算3アンダーで24位タイとしている。

予選落ち組

初日より出場選手の平均スコアが約1.5オーバーとなった難しいコンディションの中、予選通過ラインは2オーバーとなった。

予選落ちとなった選手の中には、リッキー・ファウラージャスティン・ローズリー・ウェストウッドらトッププロの姿も見られた。

ファウラーにとっては先月の「ノーザントラストオープン」以来となる予選落ちで、ここ7ラウンドでパーを下回ったのは僅かに1度のみとなっている。

今大会2日目は4ボギー、1ダブルボギーを含む「76」でフィニッシュし、予選通過まで3打差の通算5オーバーで大会を終えた。

ウェストウッドも5ボギー、1ダブルボギーと苦しみ、「76」の通算7オーバーで予選を通過出来ず。

ロリー・サバティーニジェフ・オバートンは、ラウンド中の負傷により大会を離れた。

アマチュアのネイサン・スミスは、5ホール目でのOB後にボールを取り違えていたことが発覚し、失格処分となった。

情報提供:PGA TOUR


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