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キャディの「横に出しますか?」で発奮?松山英樹が最終ホールで圧巻パーセーブ

◇米国男子◇ザ・CJカップ@ナインブリッジ 2日日(19日)◇ナインブリッジ(韓国)◇7196yd(パー72)

この日は2つスコアを落としたが、終盤の粘りのプレーにホールアウト後の松山英樹の表情はあかるかった。通算1オーバーは首位と10打差の44位。それでも、3日目にビックスコアを出せば、まだ上位争いに絡んでいける。「きょうくらいの風なら、6、7アンダー出す人がいる。自分もそういうプレーができるように頑張りたい」と前を向いた。

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ポジティブになれる素晴らしいフィニッシュだった。最終9番(パー5)のティショットは左バンカーふちのラフ。左足上りのライから打った2打目は、右サイドのカート道脇まで飛んでしまう。前方には約2m間隔で木が立ち並び、そこを抜くのは厳しそうな状況だった。

そう思ったのは、早藤将太キャディも同じだった。だが、「『横に出しますか?』って聞いたら無視されたので、『え、行くんですか?』ってなった…」と驚いた顔で振り返る。

一方の松山は、「横に出そうかなと思ったけど、(前に)行けるかなと思って見ていたら、『それ行くんですか?』って聞かれて、行ってやろうと思いました」とにやりと笑う。とはいえ、東北福祉大の2年下で、ツアープロを目指してQT受験中の後輩にあおられたわけではない。

「フェアウェイとかベアグランドならほぼほぼ通せる自信はありました。ラフだったので少しその不安はあったけど、きょうはスコアを打っているし、パーを獲らないと週末にチャンスが残らないような気がした」と、5Iを引き抜くと、低い弾道で狭い木の間を通してグリーン横のバンカーまで運び、そこから50センチにピタリと寄せてパーセーブ。同組で回ったジェイソン・デイ(オーストラリア)も感嘆するプレーでこの日の18ホールを締めくくった。

前半は13番から3連続3パット(14番のファーストパットはグリーンエッジから)で停滞した。朝の練習場からショット、パットともに感触が悪く、「そういうミスが出ないようにと思ってやっていたけど、13番から出てしまった」と悔しがった。だが、後半6番で5m、続く7番で3mのバーディパットを沈めて、復調のきっかけはラウンド終盤に手に入れた。

「立て直すのにすごくホールが掛かってしまった」と悔やんだが、終盤の圧巻のプレーは、きっと週末の勢いを運んでくれるに違いない。(韓国・済州島/今岡涼太)

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