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2017年 ザ・プレジデンツカップ
期間:09/28〜10/01 場所:リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)

松山英樹「僕が機能しなかった」 スピース&リード組と引き分け

◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 2日目(29日)◇リバティーナショナルGC(ニュージャージー州)◇7328yd(パー71)

負けなかった安心感を、何倍もの勝てなかった悔しさが上回った。フォアボール(各選手が個人のボールを打ち、1ホールごとにペアで良い方のスコアを採用)形式のダブルスマッチプレーに初出場のアダム・ハドウィン(カナダ)とのコンビで出場した松山英樹は、米国選抜のジョーダン・スピースパトリック・リード組と18ホールの戦いの末に引き分け。世界選抜にこの日唯一の勝ち点0.5ポイントを加えたが、チームは大量リードを許した。

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初日に続いて世界選抜のトップバッターを任された松山には、新しいパートナーがついた。今季に米ツアー初勝利を飾ったハドウィンは飛距離に劣るが、正確性が武器のプレーヤー。首脳陣はこの日、デビューラウンドとなった29歳にティショットを打たせ、松山にビックドライブやピンを狙うショットを期待する作戦をとった。

2番(パー5)で米国のリードにイーグルを決められて先行を許したものの、松山は4番(パー5)でバーディを決めて追いつき、6番で2m、8番で8mを沈め、2UPと逆転した。

2014年の「ライダーカップ」で初タッグを組んでから、前日までにダブルス計6勝を挙げてきた米国の2人を相手に、白星が見えてきたはずだった。ところが10番(パー3)、他の3人がいずれもバーディを逃した後、松山も4mのチャンスを外すと、以降はショットの乱れが顕著になった。11番では1Wショットを右サイドのペナルティゾーンに打ち込み、12番は右の池へ。13番は3Wでのショットが右隣のホールまで流れた。

ハドウィンの12番からの2連続バーディなどで持ちこたえたが、終盤15番からリード、スピースに立て続けにバーディを決められ、16番を終えてオールスクエアに後退。最終18番(パー3)でスピースのバーディパットがカップに蹴られて、なんとかドローで終えたが、松山は「あの内容で勝てなかったのは僕のせい。前半はうまくやっていたが、後半は僕が全く機能しなかった。ひとりに背負わせてしまったので申し訳なかった」と肩を落とした。

団体戦とあって、自身への評価はいつも以上に厳しい。パー3を除く14ホールで、フェアウェイキープは5回にとどまった。「ティショットは午前中から曲がっていた。最後はアイアンも良くなくなって、どうしようもない」

2日間を終えて6ポイント差。大量のビハインドとなったが、ホールアウト後はこの日の世界選抜に唯一ポイントをもたらした2人が会見に呼ばれ、松山は「この差はすごく大きいと思うけど、あしたのマッチも、シングルスも残っている。全然あきらめていないし、みんなそう思っている」と言った。

3日目は午前中にフォアサム4マッチ、午後にフォアボール4マッチが行われる長丁場。「この内容では、あしたの午前中は(出場メンバーから)外れると思う。あしたの午後に向けて準備したい」という本人の予測通り、フォアサムでは出場メンバーに選ばれなかった。サタデーアフタヌーンにエースの威厳を取り戻す。(ニュージャージー州ジャージーシティ/桂川洋一)

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