「プレーヤーズ選手権」で圧倒的な強さを見せ優勝を飾ったスティーブン・エイムスに「マスターズ」の出場権が与えられたが、優勝後の記者会見で「マスターズ」には参加しないかもしれないという話があった。

最近12年間はカナダに住み、カナダ国籍も保持しているエイムスの出身はカリブ海のトリニダードドバゴ（2重国籍保持）。9歳と5歳の男の子が春休みを迎えるということもあり、2週間はフロリダのディズニーワールドと母国トリニダードに戻るバケーション計画を立てていた。妻のジョディーさんは前年肺がんの手術に成功し現在療養中ということもあり家族の時間を大切にしたいと考えていると発表していた。本当のことを言うとマスターズよりもバケーションの方が楽しいと思うという発言に優勝したことよりもマスターズの出場についての質問が記者会見では殺到していた。

＜＜　下に続く　＞＞

結局家族会議の末、翌日所属エージェント事務所のIMGからエイムスは「マスターズ」に参加することが決定したと発表があり決着した。トリニダードには戻らずフロリダで1週間過ごし、オーガスタ入りという計画に変更。

エイムスは今シーズン、世界ゴルフ選手権「アクセンチュアマッチプレー」1回戦（18ホール）でタイガー・ウッズ相手に「9&8」という屈辱的な大差で敗退していたが、プレーヤーズチャンピオンシップの優勝で世界ランクを64位から27位に上げ、5年間のシード権も獲得している。「マスターズ」は昨年41歳で念願の初出場をしていて45位という成績を残している。