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今日のタイガー/3度目の制覇を狙うタイガーが、オークモントをどう攻略するのか!?

タイガー・ウッズにとって自国のナショナルオープンとなる「全米オープン」は、過去2回チャンピオンに輝いている。アマチュアとして参戦した1995年、1996年を含めると今年で13度目の挑戦となるが、優勝を飾った2000年のぺブルビーチでは2位に15打差をつけての大勝。

2002年のベスページパークでは、フィル・ミケルソンセルヒオ・ガルシアとの競り合いを制し、3打差で優勝を飾っている。5年振り3度目の優勝を狙うタイガーだが、昨年は最愛なる父アール氏が大会6週間前に他界。「マスターズ」から10週間休みを取り、大会に備えた練習も十分ではない中で、「76」+「76」=「152」(+12)というスコアで予選通過ラインに3打足りずに予選落ちを喫している。しかし昨シーズンは、その予選落ちの後からは好調なゴルフを展開。全英と全米プロのダブルメジャーで優勝を飾り、7度目の賞金王に輝いている。

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2007年シーズンは、「マスターズ」でザック・ジョンソンに2打及ばず2位タイフィニッシュとなったが、「ビュイックインビテーショナル」、「WGC CA選手権」、そして「ワコビア選手権」で優勝と、ツアー競技は8試合のみの出場だが賞金ランキングでトップとなっている(2位のP.ミケルソンは13試合、3位のV.シンは15試合に出場)。

オークモントCCでは過去7回「全米オープン」が開かれているが、最後に行われたのは1994年のこと。当時18歳だったタイガーは予選から出場権を得ることができず、今回が初挑戦となる。オークモントには4月22日と6月4日に練習ラウンドをしているタイガーは、「もし乾いてボールが転がる状況になればとても難しいコースになるだろう」と話していた。ボールの落としどころが見えない「ブラインドショット」が多いオークモントは、グリーンのアンジュレーションも激しく厳しい。グリーンの速さは13から13.5フィートを想定するというマーク・デービス競技委員長のコメントも残しており、タイガーはグリーンにボールがたどり着いてからチャレンジがあると語っていた。マウンドや形状のアンジュレーションは「マスターズ」が開催されるオーガスタナショナルGCとは「まったく異なる難しさがある」ともタイガーは話している。

スイングコーチのハンク・ヘイニー氏は「ザ・メモリアルトーナメント」終了後のコメントで、タイガーの調子は最終日の「67」が象徴するように良くなっていると語っていた。 オークモントではティの位置や風の方向にもよるが、連日ドライバーの使用は4ホールから7ホールまでと、ドライバーでアドバンテージを取る積極的な攻めは比較的少なめになるという。「ザ・プレーヤース」では32パットのラウンドが2回、「ザ・メモリアルトーナメント」でも第2ラウンドと第3ラウンドで「31」パットとして優勝争いから遠ざかっていた。 カップに蹴られてしまって運がなかったと語っていたが ショットの安定度が復活しているタイガーの課題は、グリーンのスピードと2メートル前後のショートパットの精度になるだろう。

昨年の「全英オープン」チャンピオンでもあるタイガーは、昨年の「全米オープン」覇者のジェフ・オギルビー(豪)と、全米アマチュア優勝者のリッチー・ラムジー(スコットランド)と同じ組で予選ラウンドをプレーする。初日は午前、2日目は午後と、予選落ちとなった昨年とは逆の時間帯となっている。初日午前のプレー後、翌日午後のプレーまで調整時間もたっぷりあるということで、タイガーにとっては有利な時間になっている。
(解説:アンディー和田)

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