遼は43位に後退!勇太、藤田もランクダウン/男子ランキング
◎ワールドランキング(2011年度第33週)
ジョージア州アトランタ郊外で開催となったメジャー競技「全米プロ選手権、PGAチャンピオンシップ」で優勝したキーガン・ブラッドリーは世界ランキングポイント100点満点を獲得。昨年末の世界ランクは329位だったブラッドリーは先週108位に位置していた。最新の世界ランクは28位までジャンプアップとなっている。プレーオフで敗れたジャイソン・ダフナーは80位から38位と順位を上げている。
日本勢は5人が全米プロに挑戦したものの予選を通過したのは池田勇太のみだった。45位タイで競技を終了した池田は2.75点という世界ランキングポイントを獲得。池田の世界ランクは前週比3ランクダウンの63位。初日に85を叩いてしまい予選落ちとなった石川遼も最新世界ランクで3つ順位が下がり43位。
世界ランク上位勢ではトップランクのルーク・ドナルドと2位のリー・ウエストウッドが全米プロで8位タイフィニッシュとなって順位をキープ。初日63という好スタートを魅せたスティーブ・ストリッカーが12位タイという結果で世界ランク3位に復帰してきている。また2日間で10オーバーと奮わずに予選落ちを喫してしまったタイガー・ウッズは最新ランクで3ランクダウンの33位と更に順位を下げている。今後はしばらくPGAツアー競技には出場予定のないタイガーは今後も世界ランクの順位が下がっていくことになってしまう。
選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権8位/変動なし
2位/リー・ウエストウッド(イングランド)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権8位/変動なし
3位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権12位/2ランクアップ
4位/マーティン・カイマー(ドイツ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/1ランクダウン
5位/ローリー・マッキロイ(北アイルランド)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権64位/1ランクダウン
6位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権19位/変動なし
7位/アダム・スコット(オーストラリア)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権7位/2ランクアップ
8位/ジャイソン・デイ(オーストラリア)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/1ランクダウン
9位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/1ランクダウン
10位/ニック・ワトニー(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権12位/
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29位/キーガン・ブラッドリー(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権優勝/79ランクアップ
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33位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/3ランクダウン
★主な日本人選手は以下の通り
選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
石川遼/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/43位(3ランクダウン)
池田勇太/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権45位/60位(3ランクダウン)
藤田寛之/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/81位(6ランクダウン)
平塚哲二/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/86位(3ランクダウン)
谷口徹/出場せずオープンウィーク/119位(2ランクダウン)
松村道央/出場せずオープンウィーク/139位(3ランクダウン)
片山晋呉/出場せずオープンウィーク/146位(1ランクダウン)
小田孔明/出場せずオープンウィーク/147位(1ランクダウン)
薗田峻輔/出場せずオープンウィーク/156位(変動なし)
今田竜二/PGAチャンピオンシップ全米プロ選手権予選落ち/158位(1ランクアップ)
高山忠洋/出場せずオープンウィーク/170位(2ランクダウン)
丸山大輔/出場せずオープンウィーク/183位(変動なし)
近藤共弘/出場せずオープンウィーク/200位(1ランクダウン)
◎USPGAツアー賞金ランキング(賞金ランク対象45試合中36試合終了)
2011年度最後のメジャー戦となる全米プロ選手権、PGAチャンピオンシップを制したのは25歳のツアールーキー、キーガン・ブラッドリー。今シーズンは既に5月開催の「HPバイロン・ネルソンチャンピオンシップ」で優勝を挙げていたが、メジャー初挑戦となる全米プロで3ホールのプレーオフを制しビッグタイトルを獲った。優勝賞金144万5000ドル(約1億1200万円)を加えたブラッドリーの今シーズンの獲得賞金は343万ドルを突破してランク5位まで上がってきている。賞金ランク上位4名は変動なく前週と同じのまま。ランクトップのルーク・ドナルドは全米プロで8位タイとなり22万4500ドルの賞金を加算している。
2年振りのメジャー大会参戦となった今田竜二は奮わず予選落ち。今シーズン3位フィニッシュが2回あり既に92万ドル以上の賞金を稼ぎ、来季のシード権を決定させている今田のランクは4ランクダウンとなり78位。予選通過ラインに6打足らず予選落ちを喫してしまったタイガー・ウッズは賞金ランク108位と低迷している。
今週ノースキャロライナ州で開催の「ウィンダムチャンピオンシップ」がFEDEXカップレギュラーシーズンの最終戦となる。終了時のレギュラーシーズン125位までの選手が翌週ニュージャージーで開催の「バークレイズ」の参戦資格を得ることになる。現在ランク129位のタイガー・ウッズは今週の試合にエントリーしなかったのでFEDEXカッププレーオフには参加出来なくなってしまっている。
賞金ランク/選手名/試合数(優勝数)/賞金額/前週比
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/14試合(1勝)/4,517,748ドル/変動なし
2位/ニック・ワトニー(アメリカ)/17試合(2勝)/4,397,269ドル/変動なし
3位/チェ・キョンジュ(韓国)/18試合(1勝)/3,768,242ドル/変動なし
4位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/15試合(2勝)/3,730,309ドル/変動なし
5位/キーガン・ブラッドリー(アメリカ)/24試合(2勝)/3,432,200ドル/20ランクアップ
6位/デビット・トムズ(アメリカ)/17試合(1勝)/3,404,230ドル/2ランクアップ
7位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/17試合(1勝)/3,317,035ドル/2ランクダウン
8位/アダム・スコット(オーストラリア)/14試合(1勝)/3,200,477ドル/2ランクアップ
9位/バッバ・ワトソン(アメリカ)/18試合(2勝)/3,ドル/3,196,797/3ランクダウン
10位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/17試合/3,109,087ドル/3ランクダウン
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78位/今田竜二/22試合/926,542ドル/4ランクダウン
108位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/8試合/629,863ドル/2ランクダウン
186位/丸山茂樹/2試合/177,375ドル/変動なし
■ FEDEXランクレギュラーシーズン(残り1試合)
(今週のウィンダムチャンピオンシップ終了時ランク125位までがプレーオフ第1戦バークレイズに出場可能)
1位/ニック・ワトニー
2位/スティーブ・ストリッカー
3位/ルーク・ドナルド
4位/キーガン・ブラッドリー
5位/フィル・ミケルソン
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82位/今田竜二
129位/タイガー・ウッズ