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ゴルフ史に残るドラマを演じたタイガー・ウッズのインタビュー

【 今の心境 】
この試合がこれまでのベストだと思います。いろいろな出来事がありましたが、実際のところどのようにして優勝できたのかがわからないほどです。長い一週間でした。(自分自身を)疑うときもありました。たくさんの問題を乗り越えて、91ホール消化してこの場に立つことができました。

【 今回の優勝について 】
今回の優勝と一番初めのメジャー(1997年マスターズ)が印象に1番残ります。今年の「マスターズ」以来、18ホールを歩いてプレーしたのが(今年の全米オープンの)第1ラウンドまでありませんでしたから、本当にどんな試合になるかわかりませんでした。

【 上がりのホールの説明 】
14番でパットのミスをしてしまいました。あそこでパットをミスするまで私が試合のコントロール(主導権)を持っていたと思います。そこからまたタイになったので、ここからがまた勝負だと思いました。

そして15番での彼のパットですが、もしカップに当たらなければ10から12フィート(3メートルから4メートル)はオーバーしたと思います。彼のボールはカップの真ん中に当たり入りました。私は右サイドを抜けてしまうミスをして、ゆっくり抜けていきましたが、それでも4フィート(1メートル30センチ)オーバーしました。もしあそこでパーパットをミスしていれば、試合は決まったかもしれません。私は返しを入れることができました。16番では(バーディーパット)を入れたと思いましたが、外れてしまい、最終2ホールで連続バーディが必要だと思いました。

最終18番ではロコがミス犯し、2オンを狙うことができなくなりました。 私の2打目はあまりピンを狙わずに少し守るようなショットを打ちました。ロコは6メートルぐらいにオンした時、私はバーディを獲れば延長プレーオフに持ち込めると思いました。

【 18番の2打目の距離は?】
池を越えるのに200ヤード、ピンまでは217ヤードでした。 4番アイアンで打ちました。

【 18番のパットについて 】
何も曲がる感じがありませんでした。(キャディの)スティーブにも尋ねました。何も傾斜を見つけることができませんでした。真っ直ぐのラインだと決めて、さあ行こう、4フィート(1メートル30cm)の真っ直ぐのパットを入れようと思いました。パットは少し強めに打ちました。真っ直ぐなパットだとカップ半分ミスしか許されないので強めに打ちました。

【 ロコとの戦いについて 】
ロコは本当にいい人です。私がツアー1年目のときから信じられないぐらい良くしてくれて、私にとってとてもいい友人です。忘れてはいけないのが、ここ数年体調を崩していて背中を痛めていたんです。45歳で今大会のようにいいプレーをすることができて、あと5年すれば我々のツアーから去ってしまうでしょう(シニアツアー入りという意味)。ガッツのあるパフォーマンスだったと思います。私に一日中プレッシャーをかけていました。一週間いいプレーを続けていましたし、今日は本当にいい友人との戦いでした。

【 膝はどれぐらい痛んでいたのか?】
やっと試合が終わってほっとしています。もうこれ以上プレーできる感じはありません。少し痛みを感じます。一つ言えることは、この全体の雰囲気のおかげでプレーを続けることができました。メジャーの試合がトーレパインズで開催となり、たくさんの人々が声援を送ってくれました。そんな人の前で途中棄権をするわけにはいきません。

【 サンディエゴ という場所での好成績について 】
ここにはジュニア時代からよく来る場所で、1時間ぐらいのところに住んでいました。このコースが、私にとって初めてきちんとした長さの18ホールのコースでプレーした経験でした。10歳のとき父に連れられて、世界ジュニアの大会で10歳以下の部に出場し、プレシディオという(短い)コースでプレーしました。そのとき父がもう10歳になったのだからちゃんとしたコースでプレーしてもいいだろうと話してくれました。どのコースでプレーしたい?と聞かれて、私はトーレパインズ南コースを回りたいと答えました。全ホールドライバーとスプーンばかりを使って、今週の戦いと同じような感じでした(笑)。
このコースは常にしっくりくるコースでした。 2001年に改良された後でも構えた時のラインが出しやすかったです。ジュニア時代でも優勝できて、プロになっても優勝、そして究極の「全米オープン」でも優勝することができました。

【 今後のスケジュールについて 】
しばらくは休むことが必要となります。現在も膝に痛みを感じます。

【 全英オープンへの出場は?】
正直に答えますが、本当にどうなるかわかりません。

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