最終ホールでバーディを決め、喜ぶ上原彩子

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 最終日（7日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)

米ツアーメンバーである上原彩子と横峯さくらは4日間を戦い抜き、上原が26位、横峯は39位。優勝争いに加わることはできなかったが、それぞれが収穫を口にした。

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昨年大会で8位に入った上原は、「去年と比べて、今週はあきらかに1Wショットの精度が低かった。その中で、すごく我慢しながらプレーできたのは今後につながる」と、マネジメントやショートゲームでまとめたスコアに胸を張った。「でも、課題の方が多いですけど（苦笑）」。

横峯も2日目以降はショットに手ごたえを得た

一方の横峯は、初日に「76」と出遅れたが、その後は「73」「69」「72」と立て直した。「初日はスイングが“迷路”だった」というが、「2日目は“安全に”という感じだったけど、3日目で確信に変わった」と、2日目以降に感覚を取り戻した。「これができていれば問題ないというところまで持ってこられた。発見というか、思い出したというか。私にとっては良いメジャー大会だった」と充実した顔で振り返った。

二人が目指すのは、米ツアーでの初優勝だ。横峯はいう。「気持ち的には準備はできているんだけど、スイング的にはぜんぜん準備ができてなかった。でも、初日をのぞいた3日間で、その準備ができるくらいまでは持っていけたのかなと思う」。メジャーの難しいセッティングを戦い抜いた経験が、それぞれのゴルフに沈着していくことだろう。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／今岡涼太）