予選2日間で65パットの渋野日向子「自分の弱さを痛感する3週間」 アジアシリーズ切符の行方は“他力”に
◇米国女子◇FM選手権 2日目(28日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533yd(パー72)
最終9番、納得のショットをつないでピンそば1mに絡める締めくくりが2日間で3個目のバーディだった。渋野日向子は通算8オーバー131位で4試合連続の予選落ちを喫した。米本土に戻った2週前の「ポートランドクラシック」では2打、前週「CPKC女子オープン」は1打届かなかったカットラインに今週は8打も及ばず、「自分の弱さを痛感する3週間」と受け止めた。
5オーバー「77」をたたいた初日の出遅れが痛恨だった。チャンスメークしても、グリーンを外した場面で必死に寄せても、ことごとく短い距離のパッティングが決まらず、ショットまでブレ始める悪循環。「タッチも合っていなかったし、いまいち自分の打ち出したいところにも打てていなかった。非常に苦しいラウンド」と振り返る。
ショットもパットも、アドレスの前傾が緩やかになった印象のある2日目のラウンドはパーオン失敗が4ホールに減った。ただ、グリーン上でフラストレーションをため込む流れを変えられない。「きのうよりはいいリズムで打てていた気がするんですけど、打ち切れなくてショートする場面が多かった。最初の方から決めきれず、きつかったですね」。初日より重くなったグリーンスピードへの対応に追われ、2日間合計で65パットを要した。
17番で最初のバーディを奪い、後半2番(パー5)はスコア的にもロケーション的にも池越えの2オンを狙って当然の場面。フェアウェイウッドの2打目が届かなかった後、ドロップゾーンからの4打目をもう一度池に落とすミスで傷口を広げたシーンがもったいない。
今大会終了時の年間ポイントランキングが10月からのアジアシリーズ4試合の出場優先順位となる。ランク90位から後退する見込みの渋野は、9月15日に締め切られる上位選手のエントリー状況にもよるが、まさにフィールドに入れるかどうかの微妙なポジションとなりそうだ。
ポイントを上積みして自力で切符を引き寄せることはかなわず、次戦は9月25日からの3日間大会「ウォルマート NWアーカンソー選手権」(アーカンソー州ピナクルCC)まで時間が空く。「本当に、いろいろ考えながらやって、すごく中途半端になってしまっているところがある。まだ試合は続きますし、出られる試合でちょっとでも自分らしくいられるようなゴルフ(ができて)、楽しい時が来れば。整理したいと思います」。技術面だけでなく、ゲームへの向き合い方にも言及した。(マサチューセッツ州ノートン/亀山泰宏)