“ひとりゴルフ”が2日連続「62」 最下位から5位浮上のキャメロン・ヤング「ちょっと不思議だね」
◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 2日目(28日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)
世界ランク3位のキャメロン・ヤングにとって、試合を1人で回るのは初体験だった。スタート時、1番ティで「この選手は1人でラウンドします」とアナウンスされたとか。年間ポイントランク(フェデックスカップ)30人が2人一組の2サムで回る大会で、初日にJ.J.スポーンがケガで途中棄権したため出場選手は29人に。ヤングは初日最下位の27位タイだったことで、異例の“ひとりゴルフ”となった。
そこで1イーグル、7バーディ、1ボギー「62」というビッグスコアをマークした。通算8アンダーまで伸ばし、最下位から一気に首位と2打差5位まで浮上した。実は初日に単独首位に立ったミンウ・リー(オーストラリア)もスポーンと同組で、途中から12ホールを1人でラウンドしていた。2日連続してひとりで回った選手が「62」を出したことを、ヤングは「なぜかそういう傾向があるんだね。ちょっと不思議だよね」と笑った。
ただし、ヤングの「62」にはしっかりした理由があった。「最初はちょっと変な感じはするけれど、アナウンスにさえ慣れてしまえば、練習ラウンドみたいな感覚になる。誰かを待つ必要もないし、自分のリズムを良い様態で保ってプレーすることができたよ。自分のペースでね」
もう一つの要因は、本大会で新たに投入したパター。これまで使っていたマレット型のエースとヘッドの外形はほぼ同じながら、「構えた時の見た目がシンプルなモデル」にスイッチした。月曜日に試して感触が良く、そのまま使い続けている。3番で5mの下りを流し込んで初バーディを奪うと、8番でも4mのミドルパットを中央から沈めてバーディ。この日のパットのスコアへの貢献度を示す数値3.550はフィールド全体1位となり、初日から上向いたショットと見事にかみ合った。
ニューヨーク州出身の29歳は、今季2勝でトップ10は8度を数え、年間ポイントランク4位で本大会に乗り込んできた。初の年間王者が見える位置まで浮上して「正直、まだそこまでは考えていないよ。3時間くらい前まで最下位だったからね」と言った。
3日目、ヤングは世界ランキング1位スコッティ・シェフラーと同組。ちなみに1組目の“ひとりゴルフ”は最下位ロバート・マッキンタイア(スコットランド)になる。(ジョージア州アトランタ/中村文香)